「巨大科学」の版間の差分
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概説のほぼ全てが単一文献(哲学思想事典?)によるものである。 |
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== 概説 ==
[[自然科学]]というのは[[自然哲学]]の中から生まれたものであるが、それはもともとは(主として、“自然をおつくりになられた神様の意図”を知ろうとするといった自然哲学的な動機などによって)僧侶や貴族の身分の人(生活の安定した余裕のある人)が、個人的な知的関心を満たすためあるいは趣味として、つつましやかに行っていたものであったが、19世紀ごろに、哲学の中から従来の知識とは少し毛色の異なった知識のかたちが生まれ、そうした知識の担い手([[科学者|scientist]])らが世間に対して行ったデモンストレーションや政治的なかけひきによって、少し
こうした流れに決定的な影響を及ぼしたものとして、[[第二次世界大戦]]中にアメリカ合衆国が行った原子爆弾製造プロジェクト、いわゆる「[[マンハッタン計画]]」が挙げられる<ref name="tetsushiso" />。これによって米国が世界で覇権を得たのを目の当たりにした各国は、このマンハッタン計画を、科学技術政策の“お手本”([[模範|モデル]])としてもちいるようになった<ref name="tetsushiso" />。また、1960年代に[[米国]]と[[ソ連]]が、政治的な意図のもとに行った[[宇宙開発競争]]も人々に大きな心理的な影響を及ぼした<ref name="tetsushiso" />。こうして、巨額の費用と巨大な組織が投入される流れができてしまったのである。
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