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[[ファイル:Salmorejo_cordouan.JPG|thumb|300px]]
'''サルモレッホ'''または'''サルモレーホ'''({{lang-es-short|Salmorejo}})は、[[スペイン]]南部[[アンダルシア州|アンダルシア]]地方[[コルドバ (スペイン)|コルドバ]]に伝わる[[トマト]]と[[パン]]から作るクリーム状の[[スープ]]である。完熟トマト、乾燥させたパン、[[オリーブオイル]]、[[ニンニク]]、[[酢]]等を原料として作られる。通常、トマトの皮を剥き、他の材料とともに[[ピューレ]]にして作る。この[[スープ]]は、冷たいまま供され、[[ハモン・セラーノ]]や固[[ゆで卵]]を切ったものがトッピングとして乗せられることもある<ref name="Tere">Teresa Barrenechea, Christopher Hirsheimer, Jeffrey Koehler, (2005), ''The cuisines of Spain: exploring regional home cooking'', New York, Ten Speed Press, ISBN 1580085156, pag. 67</ref>。色はピンク色からオレンジ色で、調理法や材料は[[ガスパチョ]]によく似ているが、パンをより多く使っているため、濃度はより濃もっとどろっとして
 
アンダルシアは、アルドリア({{lang|es|ardoria}}ほぐした[[ツナ]]をトッピングした{{lang仮リンク|esポーラ・アンテケラーナ|en|porra antequerana}}という名前でも知られ類似の料理がある。酢やトマトの酸味とスープ自体の冷たさによって、飲むとリフレッシュできさっぱりする。現地の人は、暖かい夏の日に日陰で飲むことを好む。
 
[[カナリア諸島]]の料理にも、同じくサルモレッホと呼ばれる[[マリネ]]に似た調理法がある。カナリア諸島の特別な料理である[[ウギ]]肉を調理前に漬け込み、風味をつけるために行われる。マリネルモレッホには、塩、ニンニク、[[パプリカ]][[コショウ]]等が用いられる。島の伝統料理{{仮リンク|コネホ・エン・サルモレッホ|es|Conejo en salmorejo}}は、サルモレッホに漬け込んだ[[ウサギ]]肉をフライパンで焼いてから、煮詰めたサルモレッホに戻して煮込んで仕上げる。
 
== 代表的なレシピ ==
様々なバリエーションがあるが、[[バール]]や家庭で作られる代表的な[[レシピ]]は、次のようなものである。
 
=== 材料 ===
* トマト 450g
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=== 調理法 ===
トマトの皮を剥き、芯を取り除く。ブレンダ[[ミキサー (調理器具)|ミキサ]]を用いてトマトとニンニクをジュース状にし、酢と調味料を加える。柔らかくなるまでパンを水に浸し、水を絞る。半分のパンを加え、滑らかになるまで撹拌する。残りのパンと少量のオリーブオイルを加え、滑らかなクリーム状になるまで撹拌する。スープを冷やし、浅いボルに盛り付け、ハムと卵をトッピングして、焼き立てのパンとともに提供する。
 
== 出典 ==
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{{デフォルトソート:さるもれつほ}}
[[Category:スペインの食文化]]
[[Category:アンダルシア州]]
[[Category:カナリア諸島]]
[[Category:スープ]]