「スボレキサント」の版間の差分
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適応は、[[不眠症]]であるが、[[二次性不眠症]]には効果と安全性は確認されていない<ref name="labelJP">[[#添付文書]]</ref>。
<!--===血糖値を下げる効果があるとする報道===
NHKが2017年2月22日に放送した番組「[[ガッテン!]]」では、「[[血糖値]]を下げる！デルタパワーの謎」と題し、血糖値をさげるために用いる睡眠薬としてデュアルオレキシン受容体拮抗薬が紹介された。なお、前述のように本薬の適応には、血糖値に関連するものは無い<ref>[http://www.j-cast.com/2017/02/24291584.html?p=2 NHKガッテン「睡眠薬で糖尿病治療できる」、医師「番組見たが、ちょっとひどい」] J-castニュース（2017年2月24日）2017年2月26日閲覧</ref>。*******医学系の記事においてはあのテレビ局がこういった、あの新聞がこう言ったなどということを取り上げるべきではない。-->
==作用機序==
スボレキサントは、オレキシン受容体における拮抗作用を介して、[[不眠症]]における治療効果を発揮する。覚醒促進神経ペプチドのオレキシンAとオレキシンBが、オレキシン1受容体およびオレキシン2受容体に結合するのを阻害することで、覚醒状態を抑制すると考えられている<ref name="prescribing info">{{cite web|url=http://www.merck.com/product/usa/pi_circulars/b/belsomra/belsomra_pi.pdf |title=Highlights of prescribing information|accessdate=2014-10-11}}</ref>。オレキシンAとオレキシンBは覚醒を維持しており、人ではオレキシン神経細胞を慢性的に損失することが、[[ナルコレプシー]]と関連している<ref name="pmid25227290">{{cite journal|last1=Yang|first1=Lily P. H.|title=Suvorexant: First Global Approval|journal=Drugs|year=2014|month=September|pmid=25227290|doi=10.1007/s40265-014-0294-5|url=http://link.springer.com/article/10.1007%2Fs40265-014-0294-5}}</ref>。
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