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Yoshioms (会話 | 投稿記録)
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CP/Mでは、フロッピーの入れ替えを検出すると、前のフロッピーのデータを現在のフロッピーに書き込んでしまうことを避けるため、一時的にフロッピーをリードオンリー扱いとする。これはリブートにより解消される。すなわち、CP/Mでフロッピーを入れ替えるときは、アプリケーションが動作中であればまず終了し、フロッピーを入れ替えてから'''^Cを押さなければならない'''。これを怠って、リードオンリーになってしまっているフロッピーにデータを書き込もうとすると、BDOSエラーが発生し、リブートを余儀なくされ、データは失われる。この事態に見舞われる“よくある状況”としては、フロッピーの残り記録容量が足りないことに気付かずに作業をしている際が挙げられる。こうなると、もはや通常の操作ではその作業結果を残す方法がない。救済方法としては、一旦BDOSエラーを発生させ、saveコマンドで空ディスクにメモリイメージを記録し、サードパーティー製ディスク操作ソフトを使用してその記録内容のうちトランジェントコマンド部分を削除した上ディレクトリ情報を書き換える方法がある。これは推奨された使用方法からは大きく外れた事態であり、救済に失敗することもまれではない。
 
これはCP/Mの重大な問題点で、この事態に陥ったときに表示される"'''Bdos Err On x: $R/O'''"(x:は[[ドライブレター]])というメッセージは、PC-9800シリーズのMS-DOSの"Int trap halt"や、Windows 3.1の一般保護例外 (GPE)、Windows 95/NTの[[ブルースクリーン|青画面]]、[[Classic Mac OS]](Classic)の[[爆弾マーク]]と同様に、ユーザーを恐怖と絶望におとしいれた。
 
この問題は、後のPersonal CP/MやCP/M Plus、CP/M-86では改善されている。