「灰の水曜日」の版間の差分

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==典礼==
この日の[[典礼]]では、前年の[[枝の主日]]([[聖週間]]の初日となる[[主日]]、すなわち復活祭の1週間前)に使用された[[ナツメヤシ|棗椰子]](なつめやし)または[[棕櫚]](しゅろ)の枝(北方地域では猫柳([[ねこやなぎ]])が使用される)などを、最近では1週間3日前の日曜日に不要になった木製の十字架などを集めて、燃やした灰の「祝別式」と「塗布式」が行われる。
 
祝別式とはこの灰を前に神に祈り、[[聖別]]することを指す。塗布式とは灰の水曜日のミサ(礼拝)で、司式者が信者各自の額に灰の十字を記し(塗り付け)、例えば[[聖公会]]では司式者が[[聖公会祈祷書#日本聖公会祈祷書|祈祷書]]にある「あなたはもともと土から生まれたので、まもなく土に返る。<ref> [[創世記]] 3:19 および [[コヘレトの言葉]]/[[伝道の書]] 3:20) </ref> だから罪を悔い改めて、イエスの教えに立ち返りなさい。」([[聖公会祈祷書#米国聖公会祈祷書|英語祈祷書]]p. 265では単に「Remember that you are dust, and to dust you shall return.」)といいながら祈ることを指す。この儀式後、各信者は額に灰の十字を付けたまま教会から出て、外を歩き、通常(しばらくは)額に記された十字を自ら拭い去ることはない。