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碁盤の儀
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碁盤の脚は、[[クチナシ]]の実の形を模しており、「口無し」を示唆している。
 
中国では布製の碁盤も用いられることがある。
 
盤上の線のことを「路」(連珠では「道」)と呼ぶがこの路の数により碁盤は4種類に分けられる。
 
== 19路盤 ==
使用される縦横19本の線を持つ盤を'''19路盤'''('''じゅうきゅうろばん'''、連珠愛好家の間では19道盤(じゅうきゅうどうばん))という。碁盤といったとき特に断りがなければこの19路盤を指す。交点(目)の数は361、マス目の数は324。大きさは縦1尺5寸(45.5センチ)、横1尺4寸(42.4センチ)、厚さは足付き盤で2寸~9寸程度まである。[[連珠]]で代用されることもある。<br>
また、[[広将棋]]にも用いられる。
 
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== 9路盤 ==
縦横9本の線を持つ盤を'''9路盤'''('''きゅうろばん''')という。主に囲碁の初心者が囲碁の実戦の感覚をつかむために用いられる。盤の大きさが小さいため通常の[[布石]]はあまり意味をなさないが、一定の棋力に達したもの同士でも楽しむことができる。目の数は81、マス目の数は64。
 
==歴史==
[[景帝 (漢)|漢景帝]]陽陵からは、[[漢]]代のものと思われる陶製碁盤が出土している。[[正倉院]]宝物の、美しい装飾の施された'''木画紫檀棊局'''(もくがしたんのききょく)という碁盤も著名。
 
碁盤の大きさについては以下の記録が残っている。
*『囲碁式』(1199年頃)縦1尺4寸8分、厚さ3寸4分
*[[本因坊道悦]]の標準盤 縦1尺4寸5分、横1尺3寸5分、厚さ3寸9分
*『大江俊矩記』(1807年)縦1尺4寸8分、厚さ5寸3分
 
==碁盤の儀==
日本の[[皇室]]では、[[七五三]]にあたるものとして、碁盤から飛び降りるという儀式が行なわれる。世界をしっかりと踏んで立ち成長するようにとの願いを込め、右手に扇、左手にと山橘を持ち,碁盤の上から南の方角へ飛び降りる。[[徳仁親王]]、[[秋篠宮文仁親王]]の使用した碁盤は、1964年に[[日本棋院]]から寄贈された。
 
==関連項目==