「自転と公転の同期」の版間の差分

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[[火星]]の[[フォボス (衛星)|フォボス]]・[[ダイモス (衛星)|ダイモス]]や[[木星]]の[[ガリレオ衛星]]を始め、[[太陽系]]の惑星にある、ほとんど全ての衛星は自転と公転とが同期している。また、惑星と衛星との距離が近く、両者の質量の差があまり大きくない場合には、衛星からの潮汐力によって惑星の自転周期も衛星の公転周期・自転周期と同期し、両者とも完全に相手に同じ面を向けたままの状態になる場合も考えられる。[[準惑星]]の[[冥王星]]とその衛星[[カロン (衛星)|カロン]]とはそのような同期の例である。[[地球]]と[[月]]とは現在、月のみ自転と公転が同期した状態にあるが、月との相互作用に起因する潮汐トルクによって地球の自転速度は徐々に遅くなっており、遠い将来には月の公転周期と同期するところまで遅くなって安定すると考えられる。
 
[[近接連星系]]の多くも互いの星の自転と公転が同期していると考えられている。また1990年代以降に多く発見されている

[[太陽系外惑星]]のうち、[[ホット・ジュピター]]と呼ばれるような軌道半径が小さい巨大惑星はやはり自転と公転が同期していると考えられる。また、[[赤色矮星|M型矮星]]の周りのハビタブル惑星は、[[ハビタブルゾーン]]が恒星の近くに存在するために惑星が同期回転している可能性がある。

変わった例では、[[1997年]]に[[うしかい座τ星]]に発見された系外惑星は、通常とは逆に恒星の自転周期が惑星の公転周期で強制され、同期しているらしいことが分かっている<ref>[http://www.space.com/scienceastronomy/050523_star_tide.html Role Reversal: Planet Controls a Star]</ref>。
 
== 出典 ==