「水洗式便所」の版間の差分

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床下給水式は給水口が金隠し部の床下にあり、地中に埋め込まれた給水管と接続されるが、地中に埋め込まれた給水管や壁内に配管された給水管には主に[[鉛管]](便器接続部付近は[[黄銅]]管や[[銅管]])を使用するために鉛管を曲げ加工する熟練した職人を要し施工が難しい反面、給水管が露出せずフラッシュバルブを壁や便器から離れた場所、壁内などの自由な場所に設置出来、壁フラッシュバルブの場合、床上給水式とは違い、しゃがんだ時にフラッシュバルブを邪魔にならない位置に設置できることから、排便位置が後ろよりになることも少なく、便器から離れた場所や壁内にフラッシュバルブを設置した場合、和式便器の個室内は便器と壁に取り付けたフラッシュバルブの起動ボタンや起動センサスイッチーのみで給水管が全く露出しないトイレにすることも出来るため、清掃面・悪戯防止・施工後の見た目がスッキリしているなど、機能面・美観面で優れているため、[[デパート]]、[[ホテル]]、[[オフィス]]、[[鉄道駅|駅]]など非住宅のパブリックな空間で、主に[[フラッシュバルブ (栓)|フラッシュバルブ]]との組み合わせで広く採用されている。
[[File:TOTO 床下給水和風便器 C75.jpg|thumb|200px250px|残水穴部から便器内の残水排出中の床下給水和風便器]]
また床下給水和式便器の場合 給水口が便器の通水部(リムの下部)より低い場所にあるため、便器通水路部の残水を排出する排出用の小穴(冬場の残水凍結による破損防止のため)が設けられている。このために[[フラッシュバルブ (栓)|フラッシュバルブ]]閉止後かつ便器洗浄終了直後は、便器の金隠しの残水穴から、フラッシュバルブから便器に至る管路および便器内の残水をちょろちょろと排出する姿が見られ、これは床下給水和風便器の特徴となっている。
 
[[File:NCM 0220.JPG|thumb|200px|掃除口付き和風便器]]