「偽造品の取引の防止に関する協定」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
29行目:
 
日本では2012年9月6日に衆議院本会議において批准することが賛成多数で可決された。一方でACTAはインターネットの自由を侵害するという懸念から、同年7月には[[EU]]の[[欧州議会]]がACTAの批准を否決した<ref>欧州議会、海賊版防止条約ACTAを否決 ITmedia[http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1207/05/news025.html]</ref>。2013年現在、批准国は日本のみである。
 
== 支持者の傾向 ==
{{要出典範囲|支持者は「年々拡大する[[模倣品]]([[産業財産権]]を侵害する物品)や[[ブートレグ|海賊版]]([[著作権]]を侵害する物品)による知的財産権侵害の被害に対する反応」だと説明する|date=2013年2月}}。協定の制定には[[アメリカ映画協会 (業界団体)|アメリカ映画協会]](MPAA)や[[アメリカレコード協会]](RIAA)、[[ビジネス・ソフトウェア・アライアンス]](BSA)、[http://www.phrma-jp.org/ 米国研究製薬工業協会](PhRMA)といった規模の大きい著作権団体の圧力がある<ref name="MPAA-RIAA-lobbying">{{cite news |language=英語 |author=Ernesto |title=MPAA/RIAA Lobbied Extensively In Favor of Domain Seizures |newspaper=TorrentFreak |trans_title=RIAAとMPAA、米政府によるドメインコントロールに向けたロビイ活動に3ヶ月で180万ドル(P2Pとかその辺のお話) |url=http://peer2peer.blog79.fc2.com/blog-entry-1740.html |date=2010-12-19 |accessdate=2012-03-30}}</ref>
<ref name="Hollywood-pressuring-EU">{{cite news |language=英語 |author=Ernesto |title=Leaked “ACTA” Lobby Letter Reveals Hollywood Pressure On EU |newspaper=TorrentFreak |trans_title=著作権団体、ACTAの早期締結を求め欧州議会に裏工作(P2Pとかその辺のお話) |url=http://peer2peer.blog79.fc2.com/blog-entry-1795.html |date=2011-05-06 |accessdate=2012-03-30}}</ref>。模倣品や海賊版については世界貿易機関(WTO)の[[知的所有権の貿易関連の側面に関する協定]](TRIPS協定)において、知的財産権侵害の取締りなどにおいて加盟国が守らなければならない最低限の基準が規定されている。{{要出典範囲|TRIPS協定は知的財産権の行使について初めて定めた国際条約であるという点では高く評価されているものの、模倣品や海賊版の抑止の実効性の面では充分でないとされる|date=2013年2月}}。{{要出典範囲|そこで先進国が主導する新条約で模倣品や海賊版についてのより強力な規制を定め、新興国へも拡大を図るべきとしている|date=2013年2月}}。
[[File:Kader Arif - Strauss-Kahn meeting in Toulouse for the 2007 French presidential election 0091 2007-04-13.jpg|thumb|2012年1月26日に辞任した欧州議会のACTA交渉人カデル・アリフ]]
 
== 特徴 ==
43 ⟶ 38行目:
*仮処分に関して、相手方(侵害したとされた者)の意見を述べる機会を与えず仮処分ができる(協定第12条2)
*訴訟に関して、裁判所が、敗訴者が勝訴者の弁護費用を負担することを命じることができる。(協定第9条5)
 
== 反対派の主張 ==
人権団体やネットユーザーの間ではインターネット上の[[言論の自由]]を縛る危険性が懸念されている<ref name = "videonewsacta"/>。[[ウィキリークス]]により公表された条文案によれば、ネット回線を強制的に切断する権限を与える案や、国境警察によるパソコンやiPod内のファイル検閲を認める内容などが多く含まれ、著作権侵害をの非親告罪とすることや[[法定損害賠償]]についても議論の対象となっていた<ref name = "videonewsacta">[ACTAの次はTPP ここまできている「ネットの自由」をめぐる攻防 http://www.videonews.com/on-demand/591600/002500.php] [[ビデオニュース・ドットコム]] 2013年2月23日閲覧</ref>。[[福井健策]]によれば、表現の自由の制約に直接つながる条項は削除されたものの、既存の著作権の枠組みやネットの自由からは一線を越える内容を多く含んでいるとしている<ref name = "videonewsacta"/>。
{{要出典範囲|[[電子フロンティア財団|電子フロンティア財団(EFF)]]をはじめとする市民団体は、協定の交渉プロセスに市民団体や新興国、公衆を含めなかったことを[[ポリシー・ロンダリング]]だと批判している|date=2013年2月}}。[[インターネットユーザー協会|一般社団法人インターネットユーザー協会]](MIAU)は日本主導の協定なのに管轄が明らかでないことや外務省が当初「[条文案の日本語訳の]作成予定はない」と発言していたことを指摘している<ref name="MIAU-discusses-ACTA-2010">{{cite web |title=マジコンがネット検閲の引き金に?「模倣品・海賊版拡散防止条約 (ACTA) 」とは |publisher=ニコニコニュース |url=http://news.nicovideo.jp/watch/nw4189 |date=2010-11-10 |accessdate=2012-03-30}}</ref>
<ref name="MIAU-unofficial-Japanese-translation">{{cite web |title=模倣品・海賊版拡散防止条約(ACTA)条文案 インターネットユーザー訳 |publisher=[[インターネットユーザー協会|一般社団法人インターネットユーザー協会]](MIAU) |url=http://miau.jp/acta/index.html |date=2010-07-25 |accessdate=2012-03-30}}</ref>。[[国境なき医師団]]は[[後発医薬品]]の供給を脅かすとして、協定への懸念を表明している<ref name="traite-secret-le-monde">{{cite news |language=フランス語 |first=Florent |last=Latrive |title=Traité secret sur l’immatériel&#160;: des brevets aux droits d’auteur |newspaper=[[ル・モンド・ディプロマティーク|Le Monde diplomatique]] |trans_title=知的所有権をめぐる秘密の条約交渉 |url=http://www.diplo.jp/articles10/1003.html |date=2010-03 |accessdate=2012-03-30}}</ref><ref name="MSF-jp-hands-off">{{cite web |title=必須医薬品キャンペーン:「<span lang="en" xml:lang="en">Hands off our medicine!</span> 私たちの薬を奪わないで!」キャンペーン(2012年2月14日) |publisher=[[国境なき医師団日本]] |url=http://www.msf.or.jp/news/2010/10/4980.php#a02 |date=2010-10 |accessdate=2012-03-30}}</ref>。欧州連合及び欧州連合の多くの加盟国による署名は、協定反対の意思を表明する欧州議会の交渉人カデル・アリフ({{lang|fr|[[:en:Kader Arif]]}})の辞任及びヨーロッパ全土に渡る抗議運動を引き起こした<ref name="Poland-citizens-wins">{{cite web |title=ポーランド ACTAで民衆(99%)の勝利(世界の裏側ニュース) |url=http://ameblo.jp/wake-up-japan/entry-11148852905.html |date=2012-01-28 |accessdate=2012-03-30}}</ref><ref name="US-cables-leaked">{{cite web |title=第251回:ウィキリークスで公開された模倣品・海賊版拡散防止条約(ACTA)関連アメリカ公電(無名の一知財政策ウォッチャーの独言) |url=http://fr-toen.cocolog-nifty.com/blog/2011/02/post-71b0.html |date=2011-02-09 |accessdate=2012-03-30}}</ref><ref name="mass-protests-EU-2012-02-16">{{cite news |language=英語 |author=Ernesto |title=Massive Street Protests Wage War On ACTA Anti-Piracy Treaty |newspaper=TorrentFreak |trans_title=欧州200都市以上で大規模な反ACTAデモ、数十万人が参加(P2Pとかその辺のお話) |url=http://peer2peer.blog79.fc2.com/blog-entry-1856.html |date=2012-02-16 |accessdate=2012-03-30}}</ref>。
 
== 交渉 ==
[[File:Anti-Counterfeiting Trade Agreement (3464364037).jpg|thumb|right|300px|2009年4月21日ベルギー[[ブリュッセル]]の[[シャルルマーニュ (建物)|シャルルマーニュ・ビル]]<!-- (存在しないページ) -->で開かれたACTA[[ステークホルダー]](利害関係者)会議。<br /><small>右端はリュク・ドゥビニュ({{lang|fr|Luc Devigne}})欧州委員会通商総局知的財産部長、その隣ペドル・ビラシュク・マルティンシュ({{lang|pt|Pedro Velasco Martins}})欧州委員会通商担当委員</small>]]
 
ACTAの構想は、日本の[[知的財産戦略本部]]が2005年7月に決定した『[[知的財産推進計画]]2005』に初めて盛りこまれたもので、日本は[[第31回主要国首脳会議|グレンイーグルズ・サミット]]等において条約の締結を提唱してきた<ref name="MOFA-wakaru-kokusai-joosei">{{cite web |title=模倣品・海賊版を取り締まれ!~現状と模造品・海賊版拡散防止条約(ACTA)構想 |work=わかる!国際情勢 Vol.16 |publisher=外務省 |url=http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/pr/wakaru/topics/vol16/index.html |date=2008-11-26 |accessdate=2012-03-30}}</ref>。

2006年に日米間で修正案が交換された後、欧州連合、カナダ、スイスが2006〜082008年を通じて予備交渉に参加<ref name="ACTA-guide-part-1-ja">{{cite news |language=英語 |first=Michael |last=Geist |title=The ACTA Guide, Part One: The Talks To-Date |newspaper=Michael Geist’s blog |trans_title=ACTAガイド パート1: これまでの流れ(P2Pとかその辺のお話) |url=http://peer2peer.blog79.fc2.com/blog-entry-1635.html |date=2010-01-29 |accessdate=2012-03-30}}</ref>。正式な交渉は2008年6月に始まり、オーストラリア、韓国、シンガポール共和国、ニュージーランド、メキシコ、モロッコが加わった。

2008年6月からほぼ隔月で計11回の会合が行われ、2010年10月に大筋合意に至った<ref name="EC-joint-announcement">{{cite web |title=欧州連合 - EU - 模造品・海賊版拡散防止条約(ACTA)についての全交渉参加者による共同声明 |publisher=駐日欧州連合代表部 |url=http://www.deljpn.ec.europa.eu/modules/media/news/2010/101115.html |date=2010-11-15 |accessdate=2012-03-30}}</ref>。
{{-}}
 
94 ⟶ 88行目:
 
== 署名と批准 ==
[[File:AntiACTA 11012012.png|thumb|350px|right|2012年2月11日ヨーロッパ各地のACTA抗議デモ]]
 
協定の交渉に参加した国及び交渉参加国がコンセンサス方式によって同意する他のWTO加盟国によるは2013年5月1日まで署名することができる([[:s:偽造品の取引の防止に関する協定#a39|第39条]])。加盟国のうち6カ国が批准書・承認書を寄託してから30日後に当該6カ国間でまず発効し、以降各国の批准書等の寄託後30日後から順次当該寄託国にも効力が及ぶ([[:s:偽造品の取引の防止に関する協定#a40|第40条]])。2013年5月1日以降、署名をしなかったWTO加盟国はACTA委員会の承認に基づいて加入することができる([[:s:偽造品の取引の防止に関する協定#a43|第43条]])。
 
101 ⟶ 93行目:
 
2012年1月26日再び東京で署名式が行われ、欧州連合及び加盟国のうち[[アイルランド]]、[[イギリス]]、[[イタリア]]、[[オーストリア]]、[[ギリシャ]]、[[スウェーデン]]、[[スペイン]]、[[スロベニア]]、[[チェコ]]、[[デンマーク]]、[[フィンランド]]、[[フランス]]、[[ブルガリア]]、[[ハンガリー]]、[[ベルギー]]、[[ポーランド]]、[[ポルトガル]]、[[マルタ]]、[[ラトビア]]、[[リトアニア]]、[[ルーマニア]]、[[ルクセンブルク]]の22カ国が署名した<ref name="MOFA-2012-01-26-signature" />。[[スイス]]と[[メキシコ]]そして残りの欧州連合加盟国[[エストニア]]、[[オランダ]]、[[キプロス]]、[[スロバキア]]、[[ドイツ]]は参加はしたものの署名はしていない。
 
== 賛否 ==
=== 支持者の傾向 ===
{{要出典範囲|支持者は「年々拡大する[[模倣品]]([[産業財産権]]を侵害する物品)や[[ブートレグ|海賊版]]([[著作権]]を侵害する物品)による知的財産権侵害の被害に対する反応」だと説明する|date=2013年2月}}。協定の制定には[[アメリカ映画協会 (業界団体)|アメリカ映画協会]](MPAA)や[[アメリカレコード協会]](RIAA)、[[ビジネス・ソフトウェア・アライアンス]](BSA)、[http://www.phrma-jp.org/ 米国研究製薬工業協会](PhRMA)といった規模の大きい著作権団体の圧力がある<ref name="MPAA-RIAA-lobbying">{{cite news |language=英語 |author=Ernesto |title=MPAA/RIAA Lobbied Extensively In Favor of Domain Seizures |newspaper=TorrentFreak |trans_title=RIAAとMPAA、米政府によるドメインコントロールに向けたロビイ活動に3ヶ月で180万ドル(P2Pとかその辺のお話) |url=http://peer2peer.blog79.fc2.com/blog-entry-1740.html |date=2010-12-19 |accessdate=2012-03-30}}</ref>
<ref name="Hollywood-pressuring-EU">{{cite news |language=英語 |author=Ernesto |title=Leaked “ACTA” Lobby Letter Reveals Hollywood Pressure On EU |newspaper=TorrentFreak |trans_title=著作権団体、ACTAの早期締結を求め欧州議会に裏工作(P2Pとかその辺のお話) |url=http://peer2peer.blog79.fc2.com/blog-entry-1795.html |date=2011-05-06 |accessdate=2012-03-30}}</ref>。模倣品や海賊版については世界貿易機関(WTO)の[[知的所有権の貿易関連の側面に関する協定]](TRIPS協定)において、知的財産権侵害の取締りなどにおいて加盟国が守らなければならない最低限の基準が規定されている。{{要出典範囲|TRIPS協定は知的財産権の行使について初めて定めた国際条約であるという点では高く評価されているものの、模倣品や海賊版の抑止の実効性の面では充分でないとされる|date=2013年2月}}。{{要出典範囲|そこで先進国が主導する新条約で模倣品や海賊版についてのより強力な規制を定め、新興国へも拡大を図るべきとしている|date=2013年2月}}。
 
=== 反対派の主張 ===
[[File:Kader Arif - Strauss-Kahn meeting in Toulouse for the 2007 French presidential election 0091 2007-04-13.jpg|thumb|right|2012年1月26日に辞任した欧州議会のACTA交渉人カデル・アリフ]]
[[File:AntiACTA 11012012.png|thumb|350px|right|2012年2月11日ヨーロッパ各地のACTA抗議デモ]]
人権団体やネットユーザーの間ではインターネット上の[[言論の自由]]を縛る危険性が懸念されている<ref name = "videonewsacta"/>。[[ウィキリークス]]により公表された条文案によれば、ネット回線を強制的に切断する権限を与える案や、国境警察によるパソコンやiPod内のファイル検閲を認める内容などが多く含まれ、著作権侵害をの非親告罪とすることや[[法定損害賠償]]についても議論の対象となっていた<ref name = "videonewsacta">[ACTAの次はTPP ここまできている「ネットの自由」をめぐる攻防 http://www.videonews.com/on-demand/591600/002500.php] [[ビデオニュース・ドットコム]] 2013年2月23日閲覧</ref>。[[福井健策]]によれば、表現の自由の制約に直接つながる条項は削除されたものの、既存の著作権の枠組みやネットの自由からは一線を越える内容を多く含んでいるとしている<ref name = "videonewsacta"/>。
 
{{要出典範囲|[[電子フロンティア財団|電子フロンティア財団(EFF)]]をはじめとする市民団体は、協定の交渉プロセスに市民団体や新興国、公衆を含めなかったことを[[ポリシー・ロンダリング]]だと批判している|date=2013年2月}}。[[インターネットユーザー協会|一般社団法人インターネットユーザー協会]](MIAU)は日本主導の協定なのに管轄が明らかでないことや外務省が当初「[条文案の日本語訳の]作成予定はない」と発言していたことを指摘している<ref name="MIAU-discusses-ACTA-2010">{{cite web |title=マジコンがネット検閲の引き金に?「模倣品・海賊版拡散防止条約 (ACTA) 」とは |publisher=ニコニコニュース |url=http://news.nicovideo.jp/watch/nw4189 |date=2010-11-10 |accessdate=2012-03-30}}</ref>
<ref name="MIAU-unofficial-Japanese-translation">{{cite web |title=模倣品・海賊版拡散防止条約(ACTA)条文案 インターネットユーザー訳 |publisher=[[インターネットユーザー協会|一般社団法人インターネットユーザー協会]](MIAU) |url=http://miau.jp/acta/index.html |date=2010-07-25 |accessdate=2012-03-30}}</ref>。
 
[[国境なき医師団]]は[[後発医薬品]]の供給を脅かすとして、協定への懸念を表明している<ref name="traite-secret-le-monde">{{cite news |language=フランス語 |first=Florent |last=Latrive |title=Traité secret sur l’immatériel&#160;: des brevets aux droits d’auteur |newspaper=[[ル・モンド・ディプロマティーク|Le Monde diplomatique]] |trans_title=知的所有権をめぐる秘密の条約交渉 |url=http://www.diplo.jp/articles10/1003.html |date=2010-03 |accessdate=2012-03-30}}</ref><ref name="MSF-jp-hands-off">{{cite web |title=必須医薬品キャンペーン:「<span lang="en" xml:lang="en">Hands off our medicine!</span> 私たちの薬を奪わないで!」キャンペーン(2012年2月14日) |publisher=[[国境なき医師団日本]] |url=http://www.msf.or.jp/news/2010/10/4980.php#a02 |date=2010-10 |accessdate=2012-03-30}}</ref>。
 
<ref name="MIAU-unofficial-Japanese-translation">{{cite web |title=模倣品・海賊版拡散防止条約(ACTA)条文案 インターネットユーザー訳 |publisher=[[インターネットユーザー協会|一般社団法人インターネットユーザー協会]](MIAU) |url=http://miau.jp/acta/index.html |date=2010-07-25 |accessdate=2012-03-30}}</ref>。[[国境なき医師団]]は[[後発医薬品]]の供給を脅かすとして、協定への懸念を表明している<ref name="traite-secret-le-monde">{{cite news |language=フランス語 |first=Florent |last=Latrive |title=Traité secret sur l’immatériel&#160;: des brevets aux droits d’auteur |newspaper=[[ル・モンド・ディプロマティーク|Le Monde diplomatique]] |trans_title=知的所有権をめぐる秘密の条約交渉 |url=http://www.diplo.jp/articles10/1003.html |date=2010-03 |accessdate=2012-03-30}}</ref><ref name="MSF-jp-hands-off">{{cite web |title=必須医薬品キャンペーン:「<span lang="en" xml:lang="en">Hands off our medicine!</span> 私たちの薬を奪わないで!」キャンペーン(2012年2月14日) |publisher=[[国境なき医師団日本]] |url=http://www.msf.or.jp/news/2010/10/4980.php#a02 |date=2010-10 |accessdate=2012-03-30}}</ref>。欧州連合及び欧州連合の多くの加盟国による署名は、協定反対の意思を表明する欧州議会の交渉人カデル・アリフ({{lang|fr|[[:en:Kader Arif]]}})の辞任及びヨーロッパ全土に渡る抗議運動を引き起こした<ref name="Poland-citizens-wins">{{cite web |title=ポーランド ACTAで民衆(99%)の勝利(世界の裏側ニュース) |url=http://ameblo.jp/wake-up-japan/entry-11148852905.html |date=2012-01-28 |accessdate=2012-03-30}}</ref><ref name="US-cables-leaked">{{cite web |title=第251回:ウィキリークスで公開された模倣品・海賊版拡散防止条約(ACTA)関連アメリカ公電(無名の一知財政策ウォッチャーの独言) |url=http://fr-toen.cocolog-nifty.com/blog/2011/02/post-71b0.html |date=2011-02-09 |accessdate=2012-03-30}}</ref><ref name="mass-protests-EU-2012-02-16">{{cite news |language=英語 |author=Ernesto |title=Massive Street Protests Wage War On ACTA Anti-Piracy Treaty |newspaper=TorrentFreak |trans_title=欧州200都市以上で大規模な反ACTAデモ、数十万人が参加(P2Pとかその辺のお話) |url=http://peer2peer.blog79.fc2.com/blog-entry-1856.html |date=2012-02-16 |accessdate=2012-03-30}}</ref>。
 
== 日本での動向 ==
175 ⟶ 184行目:
{{reflist}}
 
== 参照関連項目 ==
{{Wikisource|偽造品の取引の防止に関する協定|3=日本語訳}}
 
;関連法及び条約
* 条約
: [[知的所有権の貿易関連の側面に関する協定|知的所有権の貿易関連の側面に関する協定(TRIPS協定)]]
:** [[世界知的所有権の貿易を設立するマラケシュ協定|世界貿易機連の側面にを設立するマラケシュ協定(WTO設立]](TRIPS協定)]]
** [[世界貿易機関を設立するマラケシュ協定]](WTO設立協定)
: [[デジタルミレニアム著作権法|デジタルミレニアム著作権法(DMCA)]]
:** [[環太平洋戦略的経済連携協定|環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)]](TPP)
* 米国法
: [[Stop Online Piracy Act|オンライン海賊行為防止法案(SOPA)]]
:** [[デジタルミレニアム著作権法|デジタルミレニアム著作権法(DMCA)]](DMCA)
: [[PROTECT IP Act|知的財産保護法案(PIPA)]]
:** [[Stop Online Piracy Act|]](オンライン海賊行為防止法案(SOPA)]]、SOPA)
: [[特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信者情報の開示に関する法律|特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信者情報の開示に関する法律(プロバイダー責任法)]]
:** [[PROTECT IP Act|Ac]](知的財産保護法案(PIPA)]]、PIPA)
: [[不正競争防止法]]
:** [[三振法|三振法]](スリーストライク法)]]<!-- アメリカの法律。ACTAで使われてるものとは意味合いが異なる -->
: [[著作権法]]
* 日本法
:** [[特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信者情報の開示に関する法律|特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信者情報の開示に関する法律]](プロバイダー責任法)]]
:** [[不正競争防止法]]
:** [[著作権法]]
:*** [[日本の著作権法における非親告罪化]]
 
;関連する機関
:* [[知的財産戦略本部]]
:* [[欧州委員会]]
:* [[世界知的所有権機関|世界知的所有権機関(WIPO)]](WIPO)
:* [[世界情報社会サミット|世界情報社会サミット(WSIS)]](WSIS)
 
;関連する抗議運動
:* [[Stop Online Piracy Act#.E6.8A.97.E8.AD.B0.E9.81.8B.E5.8B.95|オンライン海賊行為防止法案(SOPA)#抗議運動]]
 
;関連項目
:* [[著作権]]
:* [[知的財産権]]
:* [[工業所有権]]
:* [[法定損害賠償]]
:* [[模倣品]]
:* [[ブートレグ|ブートレグ]](海賊版)]]
:* [[マジコン]]
:* [[Content Scramble System|Content]] Scramble- System(DVDDVD-Videoのアクセスコントロール技術)]]
:* [[Defective by Design|Defective by Design(]](発想からして欠陥)]]
:* [[秘密保持契約|秘密保持契約(NDA)]](NDA)
:* [[後発医薬品|]](ジェネリック医薬品]]
:* [[ネット検閲]]
:* [[アクセス制御]]<!-- 要加筆 -->
* [[ポリシー・ロンダリング]] ([[:en:Policy laundering]])
: [[三振法|三振法(スリーストライク法)]]<!-- アメリカの法律。ACTAで使われてるものとは意味合いが異なる -->
:* [[ポリシー・ロンダリング情報の自由]] ([[:en:PolicyInformation launderingfreedom]])
* [[インターネットユーザー協会]](MIAU)
: [[情報の自由]] ([[:en:Information freedom]])
: [[日本の著作権法における非親告罪化]]
: [[インターネットユーザー協会|一般社団法人インターネットユーザー協会(MIAU)]]
: [[環太平洋戦略的経済連携協定]]
 
== 外部リンク ==