「関節炎」の版間の差分
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{{Infobox Disease
}}'''関節炎'''(かんせつえん、{{lang-en-short|Arthritis}})は、[[関節]]の[[炎症]]をともなう[[疾病]]の総称。症状には局所症状と全身症状があり、局所症状としては発赤、腫脹、圧痛、こわばり、可動域制限などが知られ、全身症状としては発熱、全身倦怠感、体重減少などが知られている。
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=== 急性多関節炎 ===
;ウイルス性多関節炎
ウイルス感染による関節炎は通常は急性多関節炎のパターンとなる。
;淋菌性関節炎
[[淋菌]]性関節炎は遊走性単関節炎の他に、多関節炎の形態もとる。<ref>岡田 定 編: 「最速!聖路加診断術」 pp 162-166</ref>
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;Step3 疼痛関節数を確認する
単関節痛と多関節痛では想起される鑑別疾患が大きく異なる。1関節の痛みを訴えるのが単関節痛である。
;Step4 急性と慢性の時間経過を区別する
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!nowrap|関節液!!nowrap|外観!!nowrap|粘性!!nowrap|白血球数(/μL)!!nowrap|多核球割合!!nowrap|結晶!!nowrap|培養
|-
|正常||透明||高||<200||<
|-
|非炎症性||透明||高||
|-
|炎症性関節炎||半透明||低||
|-
|結晶誘発性関節炎||混濁||低||
|-
|化膿性||混濁||様々||
|-
|血性||血性||低||なし||なし||なし||陰性
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!nowrap|細胞数(/μl)!!nowrap|分類
|-
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|-
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|-
|
|-
|
|}
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== 各論 ==
=== 化膿性関節炎 ===
[[化膿性関節炎]]は[[結晶誘発性関節炎]]や外傷性関節炎とともに急性単関節炎を起こす代表的な疾患である。化膿性関節炎は死亡率が
性活動のある成人の場合は淋菌性化膿性関節炎も考慮する。これは播種性淋菌感染症であり移動性の関節痛、主に四肢に出現する皮疹、手や足などの腱鞘炎を特徴とする。[[淋菌]]はチョコレート寒天培地での培養が必要なため培養検査で注意が必要である。[[セフトリアキソン]]で
=== 結晶誘発性関節炎 ===
==== 痛風 ====
;経過
[[痛風]]は
;診断
243行目:
;治療
[[コルヒチン]]を発作前兆期に0.5mg1錠の内服をする。発作極期はコルヒチンとNSIADsを使用する。特に日本痛風・核酸代謝学会のガイドラインでは[[NSAIDs]]の使用が推奨されている。NSAIDsが使用しにくい場合、または無効時は[[副腎皮質ステロイド]]を用いる。プレドニゾロンを
==== 偽痛風 ====
;経過
[[偽痛風]]はCPPD(ピロリン酸カルシウム二水和物)の沈着による関節炎であり、特に痛風に似た急性の単
なおCPPDによる関節炎は偽痛風の他の臨床病型がある。例えばpseudo-RAでは慢性多関節炎の臨床像をとり、pseudo-OAでは軟骨の石灰化を伴い変形性関節症のように慢性進行性に関節の変形が進む。Pseudo-neuropathicではシャルコー関節のように急速に関節の変性が進行する。末梢関節以外では頚椎歯状突起周囲にCPPDが沈着するcrowned dens syndromeのような特殊な病態もある。発熱や局在性の乏しい疼痛を伴うため[[感染性心内膜炎]]や[[リウマチ性多発筋痛症]]の鑑別として重要である。
255行目:
;治療
急性の関節炎に対して質の高いエビデンスはなく、痛風発作の治療に準じる。局所の安静、冷却、NSAIDsの投与のほか、関節穿刺によるCPPD結晶の除去、副腎皮質ステロイドの関節注射が一般的に行われる。経口副腎ステロイドはNSAIDsが無効な場合は使用できない場合、多関節炎の場合に考慮される。プレドニゾロンを
=== ウイルス性関節炎 ===
264行目:
;診断
PMRの
;治療
プレドニン換算で12.
== 関連項目 ==
280行目:
== 脚注 ==
{{Reflist}}
== 参考文献 ==
* Dr.岡田の膠原病大原則(第2巻) ISBN 978-4904357064
* 外来で診るリウマチ・膠原病
{{medical-stub}}
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