「モンテ・クリスト伯」の版間の差分

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=== ヴィルフォール家 ===
; ジェラール・ド・ヴィルフォール ({{Lang|fr|Gérard de Villefort}})
: マルセイユの[[検事]]代理。硬直的なまでの[[王党派]]、かつ自己保身権力欲の塊であり、出世の為には他人を犠牲にすることを厭わない。ダンテスの無実を知りながら、彼の持っていた手紙が自身の失脚に繋がることを恐れ、隠滅するとともにダンテスを政治犯として重犯罪者が収監される牢獄シャトー・ディフに投獄する。
: 後に法曹界の頂点である[[検事総長]]にまで出世するが、モンテ・クリスト伯爵に唆されたエロイーズが「秘薬」を用いて家庭内で連続殺人を犯し、夫に断罪された夫人はエドゥワールと心中してしまう。さらに自分自身の過去の罪をもベネデットによって暴露されて全てを失い、モンテ・クリスト伯爵から正体を明かされた後、発狂する。
; ノワルティエ ({{Lang|fr|Noirtier}})
: ヴィルフォールの父。反王党の[[ジロンド派|ジロンド党員]]で、ナポレオンから彼に宛てられた手紙がすべての始まりになった。[[脳血管障害|脳卒中]]で全身不随になっており、視線と瞬きで意志を伝えるが、理解できるのはヴィルフォール、ヴァランティーヌ、執事のヴァロワ、ダヴリニー医師の4人だけである。しかし気力は衰えておらず、ヴァランティーヌが毒殺犯に狙われていると察して彼女を救うために尽力する。また、ヴァランティーヌとマクシミリアンの仲を祝福しており、ヴァランティーヌとフランツの婚約を破棄させるために、フランツの眼前で自らの過去を暴く。