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{{Otheruses|[[ギリス]]の[[靴]]・[[ブーツ]]のブランドのドクターマーチン|[[カラーインク]]など、画材メーカーのドクターマーチン|Dr.Ph.Martin's|[[TVドラマ]]シリーズのドクターマーチン|Doc Martin|[[タオス]]の医師|ドクターマーチン (医師)}}
[[ファイル:DM inside new.jpg|サムネイル|190px|ブーツに入ったドクターマーチンのロゴ]]
'''ドクターマーチン'''('''Dr. Martens''')は、[[イギリス]]のエアウェア・インターナショナルLtd.([[ノーサンプトンシャー|ノーサンプトンシャー州]][[ウェリングボロー]])が製造および販売を行っているの[[靴]]・[[ブーツ]]のブランド<ref name=":0">[http://www.bloomberg.com/research/stocks/private/snapshot.asp?privcapId=27203750 AirWair International Limited: Private Company Information - Bloomberg](2017年3月26日 閲覧)</ref>。
'''ドクターマーチン'''('''Doctor Martens''')は、[[ドイツ]]の[[靴]]・[[ブーツ]]のブランド。Doc Martens、Docs、DM'sなどと略されることがある。なお、[[ドイツ語]]では「ドクトーアマルティン」('''Doktor Martens''')と表記される。
 
主要な製品ブランドは1つにドイツの[[クラウス・マーチン]]博士によって開発されたエアークッションの効いた[[靴底、通称|ソール]](バウシングソール特徴とする。この黄色い糸で縫いつけた[[ブーツは特に[[スキンヘッド]]や[[パンク・ロック|パンクロッカー]]に人気がある。
 
ブランド名は、バウシングソールを考案した[[ドイツ]]人の[[軍医]]である、クラウス・マーチンに由来している<ref>[http://www.dr-martens.co.jp/history.html ドクターマーチン・エアウエアジャパン FULL STORY](2017年3月26日 閲覧)</ref>。ブランド名は、Doctor Martensや、Doc Martens、Docs、DM'sなどのように表記されることがある。
 
ドクターマーチンのブーツが、1960年代後半〜1970年代中頃にかけて、[[スキンヘッド]]や[[パンク・ロック|パンクロッカー]]などの[[サブカルチャー]]で愛用されたことが紹介されることがある<ref>例えば、[http://www.dailymail.co.uk/news/article-3800192/Fascinating-pictures-skinheads-rampage.html Fascinating pictures show skinheads on Southend rampage 40 years ago | Daily Mail Online]や、[https://www.bustle.com/articles/67815-the-history-of-dr-martens-and-my-lifelong-love-affair-with-the-subcultural-boot The History Of Dr. Martens And My Lifelong Love Affair With The Subcultural Boot]など(いずれも2017年3月26日 閲覧)</ref>。
 
== 歴史 ==
=== 起源ブーツ開発 ===
[[Image:Dr Martens, black, old.jpg|thumb|200px|ドクターマーチン・ブーツ。靴底を一周する黄色い縫い目が特徴。]]
クラウス・マーチンは[[第二次世界大戦]]中に[[ドイツ軍]]に属していた医師である。1945年の休暇中に、[[バイエルン州|バイエルン地方]]の[[アルプス山脈]]で[[スキー]]をしている最中に足首に怪我を負った。彼は軍から支給されるブーツが怪我を負った足には全く適さないことに気づいた。怪我から回復するまでの間に、柔らかい革と空気を充満させた靴底を用いたブーツの改良案を設計した。戦争が終わり、ドイツ人による都市からの貴重品略奪が始まったとき、マーチン博士は靴屋の店から革を略奪した。その革を用いて、現在有名となったエアークッションの効いた靴底と組み合わせ、彼は自身の手によってブーツを作り上げた。
 
=== 商業化 ===
マーチンは1947年に[[ミュンヘン]]で大学時代の古い友人であるDr. Herbert Funckに再会するまではその靴を販売する機会がなかった。Funckは新しい靴のデザインに興味をそそられ、二人は[[ドイツ空軍]]飛行場から廃棄されるゴムタイヤを材料として、ドイツの[[ゼースハウプト]]でその年の内に事業を開始した。快適で長持ちする靴底は主婦を中心に人気を博した。最初の10年の売り上げの80パーセントは40歳以上の女性からであった。
 
売上は1952年にはミュンヘンに工場を開くほどにまで増大した。1959年にはマーチンとFunckが国際的な履物市場を視野に入れるのに充分なほどにまで成長した。ほぼ同時期に、[[イギリス]]の靴製造メーカーであるR. Griggs Group グリッグス・グループLtd.がイギリスにおける靴製作のための特許権を買い取った。Griggsグリッグスは名称を英国化し、よりぴったり合うように踵を細くし、トレードマークである黄色のステッチを施し、靴底をAirWairとして商標登録した。
 
=== イギリスにおける人気 ===
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2000年代には、ドクターマーチンはAirWairという名のもとで伝統的な黒い靴、サンダル、つま先に鋼の入ったブーツといったさまざまなスタイルが提供され、独占的に販売された。
 
[[2003年]][[4月1日]]には、ドクターマーチンはイギリス国内での生産を止め、1000を超えるイギリスの職を奪った。それ以降、ドクターマーチンは全て[[中華人民共和国]]と[[タイ王国]]で生産されることになった。この変更に伴い、(2001年1月から提供されていた){{要出典範囲|date=2017年3月|[[菜食主義|菜食主義者]]御用達の非革製品}}が生産終了となった。{{要出典範囲|date=2017年3月|それに伴い人気減少となり販売売上も減っていった}}{{要出典範囲|date=2017年3月|菜食主義者御用達の靴メーカーは、ドクターマーチンと同様の非革製品を作っているAirseal lineとなった}}{{要出典範囲|date=2017年3月|一方、多くのパンクロッカーやスキンヘッドがGrindersやGripfast、Rangersといった競合するブーツ生産メーカーへその関心を変更していった}}
 
=== White社 ===
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Air Wair社製とホワイト社のドクターマーチンを比較してみて大きな違いは、ホワイト社の製品はタグが「DrMartens」になっていること、サイドに有るマーチンの刻印が無いこと、先に記載した通りトゥの部分の丸みが有ること紐が丸紐ではなく平紐であること、インソールの刻印のデザインが違う上に文字が金色であること、そのあたりが大きな違いである。インソールの刻印のない模造品も存在する。
 
=== 株主資本関係 ===
エアウェア・インターナショナルLtd.は、ブランドの永久ライセンシーであるR.グリッグス・グループLtd.([[ノーサンプトンシャー|ノーサンプトンシャー州]][[ウェリングボロー]])の子会社である<ref name=":0" />。
2013年に欧州[[プライベート・エクイティ・ファンド]]の[[ペルミラ・アドバイザーズ]]傘下のファンドが、ドクターマーチンの親会社で永久ライセンシーであるRグリッグズ・グループを3億ポンドで買収した。<ref>{{cite news |title=投資会社が「ドクターマーチン」買収|author= |agency=|publisher=繊研plus |date=2013-10-25 |url=http://www.senken.co.jp/news/%E3%80%90%E7%B7%8F%E5%90%88%E3%80%91%E6%8A%95%E8%B3%87%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E3%81%8C%E3%80%8C%E3%83%89%E3%82%AF%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%83%81%E3%83%B3%E3%80%8D%E8%B2%B7%E5%8F%8E/}}</ref>
 
R.グリッグズ・グループLtd.は、[[2013年]]欧州イギリスの[[プライベート・エクイティ・ファンド]]である[[ペルミラ・アドバイザーズ]]傘下のファンドが、ドクターマーチンの親会社で永久ライセンシーであるRグリッグズ・グループを3億ポンドで買収した。されている<ref>{{cite news |title=投資会社が「ドクターマーチン」買収|author= |agency=|publisher=繊研plus |date=2013-10-25 |url=http://www.senken.co.jp/news/%E3%80%90%E7%B7%8F%E5%90%88%E3%80%91%E6%8A%95%E8%B3%87%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E3%81%8C%E3%80%8C%E3%83%89%E3%82%AF%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%83%81%E3%83%B3%E3%80%8D%E8%B2%B7%E5%8F%8E/}}</ref>
 
== 脚注 ==