「飽和攻撃」の版間の差分

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m →‎例示: 可能性→蓋然性(可能性という語句の誤用)
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*[[第二次世界大戦]]の[[戦略爆撃]]において、一度のオペレーションに大量の[[爆撃機]]を動員したのも飽和攻撃の一種である。防御側の戦闘機は、弾薬を使い切れば([[体当たり攻撃]]でもしない限り)必ず[[補給]]の為に[[飛行場]]へ帰る必要がある。しかし、上昇に掛かる時間や持っていける弾薬の量、飛行場の処理能力と補給能力には自ずと限界があるから、それを上回る数の爆撃機を動員すれば、撃墜を免れた大量の[[爆撃機]]により、防御側の活動基盤を高い確率で破壊することが出来る。特に、補給基盤に損害が及べば、ますます防御力が弱体化するから、さらに次回のミッションが有利になるという寸法である。
*[[冷戦]]時代の[[ソビエト連邦|ソビエト]]は、[[アメリカ合衆国|アメリカ]]の[[航空母艦|空母]][[機動部隊]]に対する攻撃手段として、爆撃機や[[潜水艦]]から機動部隊のミサイル迎撃能力を超える大量のミサイルを放つことによって艦船を撃沈するという戦術を立てていた(一方アメリカは、これに対抗するためにより多数の目標に対処できる[[イージスシステム]]を開発することとなる)。
*最も条件がシビアなのは、[[弾道ミサイル]][[ミサイル防衛|防衛システム]]である。仮に、攻撃側が[[核弾頭]]付きミサイルを使った場合は、防御側は防御率100%という原理的に不可能な目標を達成する必要がある。なぜなら、たった一発を迎撃し損ねただけで、[[ミサイル防衛]]システムに投じたコストを上回る被害を受けてしまう可能蓋然性が非常に高い為である。
*[[コンピュータネットワーク|ネットワーク]]においては、[[システム]]の[[可用性]]を損ねることや[[クラッキング (コンピューター用語)|クラッキング]]を目的とした[[DoS攻撃]]や[[DDoS攻撃]]などが飽和攻撃の一例としてあげることが出来る。