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=== セキュリティー対策を強化した新カードを配布 ===
2012年8月30日に共同通信は、有料デジタル放送の事業者が有料放送を無料で見られる不正カードは事業の存続に影響があるとして、警察の取り締まりに期待するだけでなく、自分たちも不正カードの対策をした新しいB-CASカードを配布して対応していく予定であると報道した<ref>{{Cite web|author=共同通信|date=2012-08-30|url=http://www.47news.jp/CN/201208/CN2012083001000894.html|title=有料デジタル放送カード刷新へ 「タダ見」根絶狙い|publisher=47NEWS|accessdate=2014-03-12}}</ref><ref>{{Cite web|author=B-CAS|date=2014-01-18|url=http://www.b-cas.co.jp/www/b-cas/maker.html|title=受信機メーカーの方々へ|publisher=B-CAS|accessdate=2014-03-12}}</ref>。
 
具体的には、B-CASカードは1放送識別に付き二つのKwを格納できる。セキュリティ強化カードはWOWOWとスカパー、スターチャネルが新しいKwを作成して新カードに予め書き込んでおいた。2015年2月18日、WOWOWはKsで新しいKwを選択し、従来のKwでは放送をデコード出来ない様にした。これにより予め新カードに交換・あるいは契約者として新しいKwを受信していないB-CASカードを使用していた場合(たとえ契約者であっても)WOWOW)、WOWOWの視聴が出来なくなった。現在の所、新カードによって不正視聴を排除した事業者はWOWOWのみであるが、観測されているEMMによるとスカパー(BS,CS全て)、スターチャネルも何時でも切り替える準備が出来ている。しかし、依然Kmで暗号化されているEMMメッセージがバックドア付きB-CASカードによって平文として解読可能であるから、この対応はイタチゴッコであり根本的な解決法ではない。しかしカードを直接書き換えるスキルのない者によるカジュアルな不正視聴対策としての効果はあった。
 
現在の所、新カードによって不正視聴を排除した事業者はWOWOWのみであるが、観測されているEMMによるとスカパー(BS,CS全て)、スターチャネルも何時でも切り替える準備が出来ている。しかし、依然Kmで暗号化されている、EMMメッセージがバックドア付きB-CASカードによって平文として解読可能であるから、この対応は「いたちごっこ」であり、根本的な解決法ではない。しかし[[ICカード]]を直接書き換える技術のない者による、カジュアルな不正視聴対策としての効果はあった。
 
=== コンテンツ権利保護専用方式の本格運用開始 ===