「塩化カルシウム」の版間の差分

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工業的に[[炭酸ナトリウム]]を生成する「[[ソルベー法]]」の副産物として得られる。
 
: <mathce>2NaCl\rm 2NaCl + CaCO_3CaCO3 \longrightarrow-> CaCl_2CaCl2\ + Na_2CO_3Na2CO3</mathce>
また、[[塩酸]]と[[水酸化カルシウム]]が[[中和反応]]を起こして塩を形成することでも得られる。
: <mathce>2HCl\rm 2HCl + Ca(OH)_22 \longrightarrow-> CaCl_2CaCl2\ + 2H_2O2H2O</mathce>
 
== 反応 ==
塩化カルシウムは[[リン酸水素カリウム]]と反応して、[[リン酸水素カルシウム]]の沈殿が生じる。
: <ce>CaCl2\ + K2HPO4 -> CaHPO4\ + 2KCl</ce>
 
: <math>\rm CaCl_2 + K_2HPO_4 \longrightarrow CaHPO_4 + 2KCl</math>
 
== 用途 ==
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[[ファイル:Cacl2_storage_for_winter_road_in_japan.jpg|frame|left|30px|道路に設けられた塩化カルシウムの貯蔵容器]]
日本国内では、晩秋になると、積雪に備え[[道路]]の各所(主に[[橋梁]]、急勾配、急カーブ)に塩化カルシウムを入れた容器が配備される。積雪や凍結などで路面が危険な状態にならないよう、通行者が自主的に撒布することができるようになっている。その際の適正な使用量は、道路の状況にもよるが1[[平方メートル]]あたり約30[[グラム|g]](一握り)~100g)〜100g程度で、撒きすぎないように注意しなければならない。<!-- ある製品の袋に1平方メートルあたり50から100gとありましたので -->
 
また、道路やグラウンドなどで土ぼこりの発生防止用としても使われる。この場合は、1平方メートルあたり500~1500g500〜1500g程度を用いる。水に溶けるときは発熱する。
 
== 塩化カルシウムによる害 ==