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'''IBAFワールドカップ'''('''Baseball World Cup''')は、[[1938年]]から[[2011年]]まで開催されていた[[野球]]の国際大会。[[国際野球連盟]](IBAF)が主催していた。出場選手は[[第32回IBAFワールドカップ|1994年大会]]までは[[アマチュア]]限定で、続く[[第33回IBAFワールドカップ|1998年大会]]からプロ選手の参加が解禁になって以降は[[マイナーリーグ]]や[[日本プロ野球]]の選手らも出場するようになった。ただ、強豪国である[[野球アメリカ合衆国代表|アメリカ合衆国]]や[[野球日本代表|日本]]のナショナルチームにトッププロ選手が参加することはほとんどなく、大会は事実上のアマチュア世界一決定戦という位置づけだった。また、日本の大学野球は国内リーグを優先し参加は消極的で、社会人野球の選手が中心となってチームが編成されていた<ref>[[2013年]][[1月7日]] [[玉木正之]] [http://news-log.jp/archives/6130/3 くたばれ、箱根駅伝! 大学スポーツ否定論]</ref><ref>[http://www.jaba.or.jp/ama/39_wc/member.pdf 第39回IBAFワールドカップ日本代表選手 - 全日本アマチュア野球連盟(BFJ)]</ref><ref>[http://www.jaba.or.jp/ama/38_ibafw/mem.pdf 第38回IBAFワールドカップ日本代表選手 - 全日本アマチュア野球連盟(BFJ)]</ref>。開催頻度は時代によってまちまちで、[[第34回IBAFワールドカップ|2001年大会]]からは2年に一度、奇数年に開催されていた。
 
ナショナルチームが出場するIBAFによる世界規模の野球選手権大会は、これと[[1973年]]創設の[[IBAFインターコンチネンタルカップ]]、そして[[バルセロナオリンピックにおける野球競技|1992年のバルセロナ大会]]から始まった[[オリンピック野球競技|夏季オリンピック]]の3つがあった。21世紀に入って、オリンピックでは[[北京オリンピックにおける野球競技|2008年の北京大会]]を最後に実施種目から外され、一方で[[メジャーリーグベースボール]]主導の[[ワールド・ベースボール・クラシック]](WBC)が[[2006 ワールド・ベースボール・クラシック|2006年に創設]]されたことから、国際大会の再編が進んだ。この結果、IBAFワールドカップは[[第39回IBAFワールドカップ|2011年大会]]を最後に廃止となり、これに代わってWBCが正式にナショナルチーム世界一決定戦として認定されることになった。
 
またこれとは別に{{by|2015年}}から[[世界野球ソフトボール連盟|WBSC]]主催の世界大会「[[WBSCプレミア12]]」も開催されている。