「ギ酸ナトリウム」の版間の差分

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==合成==
ギ酸ナトリウムは実験室的には、ギ酸を[[炭酸ナトリウム]]で中和することにより得られる。また[[クロロホルム]]と[[水酸化ナトリウム]]を反応させたり、
: <ce>CHCl3\ + 4NaOH -> HCOONa\ + 3NaCl\ + 2H2O</ce>
:[[クロロホルム|CHCl<sub>3</sub>]] + 4[[水酸化ナトリウム|NaOH]] → HCOONa + 3[[塩化ナトリウム|NaCl]] + 2[[水|H<sub>2</sub>O]]
 
水酸化ナトリウムと[[抱水クロラール]]を反応させることによっても得られる。クロロホルムの溶解度が低く、[[分別結晶化]]させやすいため、後者の方法の方が多く用いられる。
: <ce>C2HCl3(OH)2\ + NaOH -> CHCl3\ + HCOONa\ + H2O</ce>
:[[抱水クロラール|C<sub>2</sub>HCl<sub>3</sub>(OH)<sub>2</sub>]] + [[水酸化ナトリウム|NaOH]] → [[クロロホルム|CHCl<sub>3</sub>]] + HCOONa + [[水|H<sub>2</sub>O]]
工業的には、160℃の加圧下で水酸化ナトリウムに[[一酸化炭素]]を吸収させて作られる。
:[[一酸化炭素| <ce>CO]]\ + [[水酸化ナトリウム|NaOH]] -> HCOONa</ce>
 
{{ナトリウムの化合物}}