「宗谷海峡」の版間の差分

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* 日本海を北上し間宮海峡に至る[[対馬海流]](暖流)の一部が当海峡からオホーツク海側に抜け、北海道沿いに流れる[[宗谷暖流]]になっている<ref name="aota etal1989"/>。このため海流の方向及び水温により、沿岸定着氷や[[流氷]]は少ないが、年間数日程度、[[稚内港]]方面に押し寄せ、船舶の航行に支障をきたすことがある<ref>[http://www1.kaiho.mlit.go.jp/KAN1/soudan/kaihyo.html 海氷の知識 第一管区海上保安本部]</ref>。
* 日本海側からオホーツク海側へと当海峡内を暖流が流れているため、北方より「[[やませ]]」等の冷涼な風の吹く日には夏でも[[海霧]]が立ちやすく、船舶内に[[レーダー]]等の装備が普及されていなかった頃は当海峡内やその周辺で[[海難事故]]が度々発生していた。
* 樺太日本領時代は[[鉄道省]]が[[稚内市|稚内]]より[[大泊町|大泊]](現:[[コルサコフ (サハリン州)|コルサコフ]])に至る[[稚泊連絡船]]を運航していたが、現在は[[北海道サートランドフェー]]ン航路が同じ区間で国際航路を運航している(2015(ハートランドフェリーは2015年9月19日廃止)。
* 鉄道トンネル([[宗谷トンネル]])やガスパイプライン([[サハリンプロジェクト]])等の[[海底トンネル]]を当海峡下に貫通させる構想が戦前より存在するが、国際情勢の変化等により未だ建設決定には至っていない。