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ギフテッド

2,631 バイト追加, 1 年前
 
OEが強い場合、周囲のあらゆる刺激に過剰に反応してしまい、所属する集団から浮いてしまうことがある。例えば、感情の起伏が激しいことから気分屋、知覚が鋭く些細なことで不快になってしまうことから神経質、といった[[レッテル]]を貼られる([[ラベリング]])。また反応が表面化しない場合でも、普通であるべき行為が心から自然にできない、相手の感情・欲求・反応などを考えすぎるあまり行動に一貫性がなくなる、などの対人距離、反社会的反省に常に駆られ、状況を満足に楽しめないケースも多い。逆に、感情や五感への刺激を避けるために敢えて集団から離れていると、今度は人付き合いが悪いと非難される。それらの状況下で感じるあらゆる気分的うつ(慢性の[[うつ病]]とは異なる)や自己嫌悪といった否定的な感情も、OEゆえに必要以上に増幅され強く感じてしまうため、逃げ場を失う危険を内包する。
 
ドンブロフスキはOEを次の5つの分野に区分けした。
 
1. 精神運動性OE
一般的に「落ち着きがなく頭の回転が速い」印象を与えるもので、身体的多動だけでなく、話すスピードが速い、話が一気に飛躍する、頭が働いて眠れないという精神的多動も示す。
 
2. 知覚性OE
「神経質」という言葉で表される性質で、増長した知覚意識を持ち、まぶしい光、大きい音、匂い、触感など感覚器官に与えられた刺激に過剰に反応する。靴下の縫い目や服のラベルが気持ち悪かったり、隣室の時計の時を刻む音が気になって集中できないといった例がある。鋭い感性は、幼少の頃から絶景に息を呑み、名曲に涙を流すといった美的感覚にもつながる。
 
3. 想像性OE
隠喩などの詩的表現に優れる。「注意力散漫」と見られ、「おとぎの国の住人」と揶揄されるほどの強い想像力をもつ。白昼夢を楽しみ、前夜見た夢にも過剰に反応する。いわゆる英語圏で言うところの"think out of the box"(枠にとらわれない独創的な考え方)ができる能力として賞賛される資質でもある。
 
4. 知性OE
一般に広く知られているギフテッドの特徴。知識を渇望し、疑問は研究し、理論的な分析や真実の探求を愛する。そのため高度な科学・ドキュメンタリー番組を好んで見たり、頭脳パズル、知覚ゲームを好む。
 
5. 感情性OE
感情の種類と幅が大きく「ドラマチック」な反応を示す。より楽しみ、より悲しみ、より腹立ち、より驚き、より恐れる。深く感情移入し、愛着心、責任感、自省意識も非常に強い。
 
 
どの分野のOEが強いかは個人差がある。たとえば高い知覚性OEを持つギフテッドは、外界からの刺激に対して非常に敏感で、五感のいくつかが働きすぎて作業に集中できないため混雑や混乱した環境を避けようとする。一方、知覚性OEが低く、妨害をすべて遮断して作業や思考に集中でき、むしろ五感への刺激が存在するど真ん中に身を置くことを好み、その状況下で上手くやっていけるギフテッドもいる。OEが強いほど、毎日の生活が強烈な体験となるが、特に想像性、知性、感情性において過剰に反応する人間は、他人に比べて日常生活を深遠に体験し、人生の苦楽も激しく感じる。
 
===気分的うつ===
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