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===ロサンゼルス・レイカーズ===
2012年7月11日、サイン&トレードで[[ロサンゼルス・レイカーズ]]に移籍することが決まった。背番号は10。サンズは2013年と2015年のドラフト1巡目指名権、2014年と2015年のドラフト2巡目指名権、現金300万ドル(約2億4,000万円)をレイカーズから獲得することとなる。レイカーズはさらに現役最強のセンター、[[ドワイト・ハワード]]をもマジックから獲得し、3年ぶりの優勝を狙う。しかし、HCの[[マイク・ブラウン (バスケットボールコーチ)|マイク・ブラウン]]が取り入れたプリンストン戦略に選手が上手く機能せずプレシーズンを0勝8敗。レイカーズ史上初のプレシーズン全敗を記録した。レギュラーシーズンが始まった第二戦目でナッシュはルーキーの[[デイミアン・リラード]]と衝突。その際に右脚を骨折する重症を負い20試合以上を離脱することになった。そして、第4戦目でHCの[[マイク・ブラウン]]がチームの成績不振で解雇され、代わりにナッシュがサンズ時代にHCだった[[マイク・ダントーニ]]が就任する。この就任はナッシュがダントーニの得意とするアップテンポなバスケスタイルを理解しており、以前[[アマレ・スタウダマイアー]]と展開したようなピック&ロールがハワードと再現できるとチームが考えていたからとされている。
 
しかし、ナッシュが怪我で離脱している間、チームの戦略が[[マイク・ブラウン (バスケットボールコーチ)|マイク・ブラウン]]のデフェンシブな物からダントーニの超オフェンシブな物に変わりチームは混乱に陥った。[[コービー・ブライアント]]率いるレイカーズは奮闘したが、急激に変わった戦略に選手がうまく機能せず成績は前年にくらべ悲惨なものとなった。ダントーニの戦略を熟知しているナッシュが怪我から2ヶ月後に復帰し、希望の光が見えたレイカーズだったが、マジック時代にピック&ロールをほとんど経験していないハワードにはサンズ時代にアマレと展開したようなピック&ロールが出来ず、オールスターゲーム前の前半は25勝29敗と勝率5割をきっていた。オールスター後にHCの[[マイク・ダントーニ]]は「チームがプレイオフに行くには20勝8敗が最低条件」と言及。勝率5割をきっていたレイカーズには高すぎるハードルだった。
 
だが、オールスターゲーム後半は快進撃を見せつけ、ダントーニが最低条件と言っていた20勝8敗を見事に実現。レイカーズはプレイオフに7位で進出した。しかし、ナッシュ自身は3月25日の[[ゴールデンステート・ウォリアーズ]]戦で痛めた膝腱状態が悪化。最後の9試合はすべて欠場した。さらに、レイカーズの大黒柱の[[コービー・ブライアント]]がレギュラーシーズン終了5日前にアキレス腱を同じく[[ゴールデンステート・ウォリアーズ]]戦で断裂。プレイオフは絶望的になった。