「サン・ファン・バウティスタ号」の版間の差分

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[[1611年]][[12月2日]](慶長16年[[10月28日 (旧暦)|10月28日]])に発生した[[慶長三陸地震]]・津波から2年後の[[1613年]]に月の浦からサン・ファン・バウティスタ号が出帆し、[[1615年]]にスペイン国王やローマ教皇に謁見したことから、その400年後にあたる2011年(平成23年)3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)に伴う津波により被災したサン・ファン館およびサン・ファン・バウティスタ号復元船を復旧・修復し、[[2013年]](平成25年)から[[2015年]](平成27年)まで『東日本大震災復興「慶長使節400年記念事業」』が実施されている<ref>[http://www.pref.miyagi.jp/soshiki/syoubun/keicho-mission-400.html 慶長遣欧使節出帆400年記念事業実行委員会] - 宮城県庁ウェブサイト</ref>。サン・ファン・バウティスタ号や施設の修復は2013年に完了し、サン・ファン館は2013年11月、震災以来2年8ヶ月ぶりに再オープンした<Ref>[http://santjuan.exblog.jp/21399892/ 宮城県慶長使節船ミュージアム(サン・ファン館)再開館のお知らせ] - サン・ファン館のブログ(2013年11月3日)</ref>。
 
2016年の調査では東日本大震災の津波により船体が歪んでいることや、主要な部材やマストの腐食が進行しているため寿命は5年ほどとされ、2017年3月から乗船を禁止している<ref>[https://mainichi.jp/articles/20161126/ddl/k04/040/188000c サン・ファン・バウティスタ号:解体へ 有識者委提言「存続20年まで」 /宮城 - 毎日新聞]</ref>。今後はオリンピックが開催される2020年まで現状を維持し、その後に解体するプランが有力視されている。復興途上である宮城県では新造船の予算を確保するのは難しく、[[クラウドファンディング]]なども検討している。また修理しようにも船大工の高齢化で国内での修理は不可能とされる<ref>[http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201704/20170426_13039.html <サン・ファン号>館長「日本に補修技術ない」] - [[河北新報]]オンラインニュース</ref>。
 
==脚注==