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[[アメリカ陸軍]]が研究を進めている。渦巻状のレールの上にボールを載せた状態でレールの円心から外れた位置を中心として回転させるとボールが外側にいくにつれて徐々に加速していく原理を応用する。実際には特殊なメカニズムを利用した円形のものを使う。
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=== 小説 ===▼
: 月から農業生産物を地球に輸送する手段として月面マスドライバーが登場。後に月独立組織により、地球を月の大岩で[[戦略爆撃]]する対地球兵器として転用される。また、地球から有機物を月に輸送する手段として地球上にマスドライバーを建設することも作中で提案されている。▼
: 地球と月とを結ぶ定期連絡線射出機として登場。主人公達がシャトルによる脱出に使用した。▼
: 短編集[[太陽からの風]]に収録。月面からマスドライバーにより飛び立った貨物船が、打ち上げ直前の停電によりわずかに脱出速度が足りず、月へ落下することがわかった。たった一人の乗員である男は、管制センターとともに生き残るすべを探る。▼
; [[航空宇宙軍史]]([[谷甲州]]のSF小説)▼
: 作中では外惑星から地球圏への重水素の輸送に大規模に利用されているなど様々な用途に活用されており、攻撃にさらされた非武装のマスドライバーが危機を脱するため知恵を絞る話(火星鉄道一九)や、マスドライバーで発射されたタンカーをキャッチする側が主役の話(ドン亀野郎ども)など、戦争を描きつつも、本来のマスドライバーの技術的側面を意識した作品が多い。▼
: 推論能力を備えたコンピュータに月面の丘陵の掘削を命じたところ、配下のマスドライバーの駆動力を減じて貨物で「爆撃」、丘陵を丸ごと粉砕する手法を勝手に考案して実行。現場で巻き添えを食らった工事担当者ならびにコンピュータ技術者を恐怖させた。これを契機としてより高度な人工知能の開発がはじまる。▼
:本来の使い方である宇宙空間への移送ではなく、世界全土を射程内とする砲台として登場。世界を掌握すべく他の国に知られないために日時計に偽装し建造されていた。完成した後に「世界で一番遠いところ」に試験発射をしたが、発射された弾道は世界一周してしまい、結果として国を滅ぼしてしまった。▼
: 高校在学中に偶然から新素材を開発したヒロインが、生産や様々な応用を行う中でマスドライバーを高空に建設する。▼
: 太陽系の近くに発見されたブラックホールから人工降着円盤を作りエネルギーを取り出すプロジェクトAADDは、そのまま地球圏と異質な社会を構築するようになった。地球とAADDの摩擦を描く連作短編集の中に、マスドライバーによって[[軌道エレベータ]]ヘテロを試みるものがある。▼
=== 漫画 ===▼
; [[遊撃宇宙戦艦ナデシコ]] ([[麻宮騎亜]]の漫画)▼
: 草薙の剣を月基地から木星軌道上のナデシコへ移送するためにマスドライバーを使用している。打ち出された草薙の剣は、木星のラグランジュポイントにあるマスキャッチャーで回収される。▼
:和名は「質量駆動機」。地球軌道まで月の資源を安価に送り出すための輸送システムとして登場。[[コンテナ]]には[[人工知能|AI]]が積まれており、プログラムにより軌道修正を自動で行う。ISA長官ゲンズブールによりウッドブリッジ暗殺計画に使用された。▼
; [[プラネテス]]([[幸村誠]]の漫画)▼
:直接登場はしないが、作中での会話から外宇宙に到達可能なマスドライバーが月面に存在することが確認できる。▼
;[[とっても少年探検隊]]([[あろひろし]]の漫画)▼
:スペースコロニーの材料である妄想竹(もうそうちく)を林ごと打ち上げるための装置が登場する。巨大[[ししおどし]]で引いた弓で打ち上げる。▼
:両腕がマスドライバーになっているサイボーグが登場する。▼
=== アニメ ===
; 『[[機甲戦記ドラグナー]]
: 典型的用途である月面採掘用の施設として登場。地球を岩で爆撃する兵器に転用された。
; 『[[ガンダムシリーズ]]
: 月面や小惑星基地に設置されており、宇宙船や[[モビルスーツ]](人型兵器)を遠方の宙域へ移動させるための加速を得るために利用された。また後年、定期的に地球から宇宙([[スペースコロニー]]など)に向け、人及び個人の財産や過去の貴重な遺産などを送り出す施設ともされた。完全中立を謳う[[宇宙引越公社]]によって運営され、ヨーロッパのアーティ・ジブラルタルにマスドライバーが設置された。他にも地球を岩で爆撃する兵器としても転用された(『[[機動戦士ガンダム]]』などの[[宇宙世紀]]シリーズ)。
: 宇宙船がザックトレーガー([[テザー推進|ロトベーター]])へアプローチするために、南アメリア・マニューピチに作られた施設。長年遺跡状態にあったが、ウィルゲム飛翔のため復元された(『[[∀ガンダム]]』)。
: [[オーブ連合首長国]]などの赤道付近にて、戦艦等を地上から宇宙空間へと飛び立たせるための施設として登場している。初期加速にレールを使用し、多段式ロケット等で段階加速を行い脱出する。オーブの他にも[[機動戦士ガンダムSEEDの登場勢力#南アフリカ統一機構|南アフリカ統一機構]]のビクトリア、[[機動戦士ガンダムSEEDの登場勢力#東アジア共和国|東アジア共和国]]のカオシュン、[[機動戦士ガンダムSEEDの登場勢力#南アメリカ合衆国|南アメリカ合衆国]]のパナマに存在(『[[機動戦士ガンダムSEED]]』『[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]』)。
; 『[[宇宙の騎士テッカマン]]
: 主人公達の乗る宇宙船は通常は地上におり、出動時にマスドライバーで宇宙に発進している。宇宙船の後部に、二段式のロケットブースターを接続し、軌道上で二段階の加速後、射出される。
; 『[[翠星のガルガンティア]]
: ロストテクノロジーとして登場。ただし、本来の用途ではなく[[曲射砲]]として利用された。
; 『[[モルダイバー]]
: 外宇宙航行船「魁」の出動時に富士山に設置されたマスドライバーで宇宙に発進している。
▲=== 漫画 ===
▲: 草薙の剣を月基地から木星軌道上のナデシコへ移送するためにマスドライバーを使用している。打ち出された草薙の剣は、木星のラグランジュポイントにあるマスキャッチャーで回収される。
; 『[[MOONLIGHT MILE]]』
▲:和名は「質量駆動機」。地球軌道まで月の資源を安価に送り出すための輸送システムとして登場。[[コンテナ]]には[[人工知能|AI]]が積まれており、プログラムにより軌道修正を自動で行う。ISA長官ゲンズブールによりウッドブリッジ暗殺計画に使用された。
▲: 直接登場はしないが、作中での会話から外宇宙に到達可能なマスドライバーが月面に存在することが確認できる。
▲: スペースコロニーの材料である妄想竹(もうそうちく)を林ごと打ち上げるための装置が登場する。巨大[[ししおどし]]で引いた弓で打ち上げる。
; 『[[銃夢 LastOrder]]』
▲: 両腕がマスドライバーになっているサイボーグが登場する。
▲=== 小説 ===
▲; 『[[月は無慈悲な夜の女王]]』: 月から農業生産物を地球に輸送する手段として月面マスドライバーが登場。後に月独立組織により、地球を月の大岩で[[戦略爆撃]]する対地球兵器として転用される。また、地球から有機物を月に輸送する手段として地球上にマスドライバーを建設することも作中で提案されている。
; 『[[妖精作戦]]』
▲: 地球と月とを結ぶ定期連絡線射出機として登場。主人公達がシャトルによる脱出に使用した。
; 『[[大渦巻II]]』
▲: 短編集[[太陽からの風]]に収録。月面からマスドライバーにより飛び立った貨物船が、打ち上げ直前の停電によりわずかに脱出速度が足りず、月へ落下することがわかった。たった一人の乗員である男は、管制センターとともに生き残るすべを探る。
▲: 作中では外惑星から地球圏への重水素の輸送に大規模に利用されているなど様々な用途に活用されており、攻撃にさらされた非武装のマスドライバーが危機を脱するため知恵を絞る話(火星鉄道一九)や、マスドライバーで発射されたタンカーをキャッチする側が主役の話(ドン亀野郎ども)など、戦争を描きつつも、本来のマスドライバーの技術的側面を意識した作品が多い。
; 『[[未来の二つの顔]]』
▲: 推論能力を備えたコンピュータに月面の丘陵の掘削を命じたところ、配下のマスドライバーの駆動力を減じて貨物で「爆撃」、丘陵を丸ごと粉砕する手法を勝手に考案して実行。現場で巻き添えを食らった工事担当者ならびにコンピュータ技術者を恐怖させた。これを契機としてより高度な人工知能の開発がはじまる。
; 『[[キノの旅]]』
▲:本来の使い方である宇宙空間への移送ではなく、世界全土を射程内とする砲台として登場。世界を掌握すべく他の国に知られないために日時計に偽装し建造されていた。完成した後に「世界で一番遠いところ」に試験発射をしたが、発射された弾道は世界一周してしまい、結果として国を滅ぼしてしまった。
; 『[[ふわふわの泉]]』
▲: 高校在学中に偶然から新素材を開発したヒロインが、生産や様々な応用を行う中でマスドライバーを高空に建設する。
; 『ウロボロスの波動』
▲: 太陽系の近くに発見されたブラックホールから人工降着円盤を作りエネルギーを取り出すプロジェクトAADDは、そのまま地球圏と異質な社会を構築するようになった。地球とAADDの摩擦を描く連作短編集の中に、マスドライバーによって[[軌道エレベータ]]ヘテロを試みるものがある。
=== ゲーム ===
; 『[[エースコンバット5]]
: オーシアとユークトバニアの軌道施設建造の為の資材打ち上げの手段として建造され、'''MISSION06白い鳥I'''でプレーヤーの所属する部隊は、オーシアの単段式シャトルの打ち上げを護衛した。全長約12km。
; 『[[夜明け前より瑠璃色な]]
: 軌道重力トランスポーターの名で地球と月面に1基ずつ配置されていて、対の装置が打ち出されたものを受け止める重力制御式の物流システムとして製作された。外見は四角錐型で高さ60m程。
: 地球から月へ大量物資や人員を送る為に使われてきたが、後のオイディプス戦争では兵器として転用され、対の装置を狙わず街への砲撃に使用された。ゲームの舞台である「満弦ヶ崎中央連絡港市」の入り江(満弦ヶ崎湾)は、その攻撃によってできたクレーターである。戦後も双方の装置は形を残しているがその機能については忘れ去られており、地球側ではモニュメントとして公園のシンボルになっていた。
; 『[[ポリスノーツ]]』
:主人公たちが月面基地からコロニーに脱出するのに使われた。射出用の動力源には[[リニアモーター]]を使用。
; 『[[アインハンダー]]
:総重量30万トンに達する宇宙戦闘艦の打ち上げに、マスドライバーに似た施設が使われる。艦はそれ自身に搭載されたロケットブースターで推進する。
; 『[[ファイナルファンタジーVIII]]
:作中に登場する架空の国家、エスタが保有し主人公たちが宇宙へ行く際に使用している。人間を[[冷凍睡眠]]状態にして小型のカプセルに搭載し[[リボルバー]]状の薬室に装填して発射する。軌道上にはマスキャッチャーが待機している。またそれとは別の物が[[ラグナロク]]を宇宙に打ち上げるのにもロケットと複合して使用される描写が見られる。
; 『[[ゼノギアス]]
: ゲーム開始時より4000年前に滅んだゼボイム文明がミサイル兵器を射出するために建造した。4000年経過したにも関わらず保存状態は良好で作中内でナノマシン散布用として使用された。
; 『[[メタルマックス3]]
: 研究施設と出射装置兼橋が登場。かつては宇宙開発のために研究していたが、大破壊が発生した際、ノアへの対抗手段として研究を軍事目的に変更。巨大コイルガンとして開発を続けていたが人類がノアに敗北。研究は打ち切りとなった。一応完成はしており、宇宙に打ち出すことは不可能なものの、遠くまでは打ち出せるようになっている。ただし撃ち出すための発電設備が整っておらず、施設内の発電機では撃ち出すまでに百年かかる。
: カードとして登場。効果は自分のモンスターがリリースされるたび相手に400ポイントのダメージを与えるカードであったが、現在は禁止カードである。▼
: 敵の[[戦艦]]等を撃ち落とすために砲台としてゲーム中に1度だけ登場、使用される。ちなみに、どの規模の[[戦艦]]でも全て一撃で落とす。▼
▲;[[遊☆戯☆王ゼアル オフィシャルカードゲーム]](カードゲーム)
▲:効果は自分のモンスターがリリースされるたび相手に400ポイントのダメージを与えるカードであったが、現在は禁止カードである。
▲;[[Halo:Reach]](Xbox 360)
▲:敵の[[戦艦]]等を撃ち落とすために砲台としてゲーム中に1度だけ登場、使用される。
== 参考文献 ==
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