「オル・チキ文字」の版間の差分

加筆
(1940年代→1925年(引用資料にそう書いてある))
(加筆)
|iso15924=Olck
}}
'''オル・チキ文字'''(オル・チキもじ、Ol Ciki)は、''{{en|'オル・チェメット文字'''(Ol Chiki}}Cemet')、または単に'''オル'''とも呼ばれ<ref )はname="zide1">Zide (1996) p.614</ref>、[[1925年]]に[[インド]]東部の[[サンタル人]]、{{仮リンク|ラグナート・ムルム|en|Raghunath Murmu}}により、[[サンタル語]]を表記するために考え出された[[文字]]である<ref name="portal">{{citation|url=http://wesanthals.tripod.com/id45.html|title=Ol Chiki Script|publisher=a Portal for Santals}}</ref>。左から右へ書かれる。[[インド]]で一般的な[[音節文字]](または[[アブギダ]])と違い、実質的な[[アルファベット]]([[音素文字]])である点が大きな特徴である。
 
== 特徴 ==
オル・チキ文字は30文字から構成され、5行6列の文字表の上に配列されている。表の一番左は母音、2番目が無声子音、3番目が有声・喉頭化子音、4番目が鼻音、5番目がそれ以外([[接近音]]、[[ふるえ音]]、[[側面音]]など)になっている。文字の名前は、母音の場合「l」にその母音を後続させる。子音の場合は同じ列の母音にその子音を後続させる。たとえば最初の文字は{{IPA|ɔ}}なので、文字名称は{{IPA|lɔ}}になる。2番目の字は{{IPA|t}}を表すので、文字名称は{{IPA|at}}になる。
 
オル・チキ文字はサンタル語南方方言を元に作られているが、この方言では母音が6つしかない。ほかの方言では8つないし9つの母音があり<ref name="zide1"/>、オル・チキ文字でこれらの母音を表すには母音字の右下に点を打つ。たとえば、{{IPA|a}}を表す字に点をつけると{{IPA|ə}}、{{IPA|e}}を表す字の右下に点を打つと{{IPA|ɛ}}を表す<ref name="portal"/>。
 
有声子音と喉頭化子音は同じ字で書かれる(たとえば3番目の字は{{IPA|kʼ}}と{{IPA|ɡ}}の両方の音を持つ)。多くの場合、両者は環境によって区別される。すなわち語末では喉頭化音、語中では子音の前で喉頭化音が、母音の前では有声子音が現れる。しかし語頭ではどちらであるかが決定できないので、有声子音を意味する場合にはオホット({{IPA|ɔhɔtʼ}})と呼ばれる[[ダイアクリティカルマーク]]を付加する<ref name="zide2">Zide (1996) p.615</ref>。
 
ダイアクリティカルマークには、ほかに以下のものがある。
* 子音字の右上にループを加えると、[[帯気音]]を表す<ref name="zide1"/>。
* 母音字の右上に点を打つと、[[鼻母音]]を表す<ref name="zide1"/>。
* 母音字の右上に[[チルダ]]のような記号を加えると、[[長母音]]を表す<ref name="portal"/>。
 
==Unicode==
[[Unicode]] では、バージョン5.1 (2008)で追加された<ref>{{citation|url=http://www.unicode.org/versions/Unicode5.1.0/|title=Unicode 5.1.0|publisher=The Unicode Standard}}</ref>。以下の領域に次の文字が収録されている<ref>{{citation|url=http://www.unicode.org/charts/PDF/U1C50.pdf|title=Ol Chiki|publisher=The Unicode Standard}}</ref>
{|class="wikitable Unicode" cellpadding="4" cellspacing="0" style="font-size:125%;text-align:center;"
!U+!!width="15pt"|0!!width="15pt"|1!!width="15pt"|2!!width="15pt"|3!!width="15pt"|4!!width="15pt"|5!!width="15pt"|6!!width="15pt"|7!!width="15pt"|8!!width="15pt"|9!!width="15pt"|A!!width="15pt"|B!!width="15pt"|C!!width="15pt"|D!!width="15pt"|E!!width="15pt"|F
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|}
 
== 脚注 ==
{{reflist}}
 
== 参考文献 ==
* {{cite book|author=Zide, Norman|chapter=Scripts for Munda Languages|pages=612-618|title=The World's Writing Systems|editor=Peter T. Daniels; William Bright|publisher=Oxford University Press|year=1996|isbn=0195079930}}
 
==外部リンク==
* [http://www.omniglot.com/writing/santali.htm Santali alphabet] - Omniglot
* [http://wesanthals.tripod.com/id45.html Ol Chiki Script] - a portal for Santals
* [http://www.unicode.org/charts/PDF/U1C50.pdf chart] - Unicode.org
* {{Wayback|url=http://code2000.net/|title=Last archive copy of James Kass' website|date=20110108105420}} - 多種多様な文字を収録したUnicodeフォント「{{仮リンク|Code2000|en|Code2000}}」
* {{citation|和書|url=http://www.chikyukotobamura.org/muse/wr_sasia_4.html|title=オル・チキ文字|publisher=世界ことば村・世界の文字}}
 
 
{{文字}}
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