「オル・チキ文字」の版間の差分

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オル・チキ文字は30文字から構成され、5行6列の文字表の上に配列されている。表の一番左は母音、2番目が無声子音、3番目が有声・喉頭化子音、4番目が鼻音、5番目がそれ以外([[接近音]]、[[ふるえ音]]、[[側面音]]など)になっている。文字の名前は、母音の場合「l」にその母音を後続させる。子音の場合は同じ列の母音にその子音を後続させる。たとえば最初の文字は{{IPA|ɔ}}なので、文字名称は{{IPA|lɔ}}になる。2番目の字は{{IPA|t}}を表すので、文字名称は{{IPA|ɔt}}になる。
 
最後の1文字は、子音字に後続させて、[[帯気音]]を表す(文字名は{{IPA|oɦ}})。
 
オル・チキ文字はサンタル語南方方言を元に作られているが、この方言では母音が6つしかない。ほかの方言では8つないし9つの母音があり<ref name="zide1"/>、オル・チキ文字でこれらの母音を表すには母音字の右下に点を打つ。たとえば、{{IPA|a}}を表す字に点をつけると{{IPA|ə}}、{{IPA|e}}を表す字の右下に点を打つと{{IPA|ɛ}}を表す<ref name="portal"/>。
 
有声子音と喉頭化子音は同じ字で書かれる(たとえば3番目の字は{{IPA|kʼ}}と{{IPA|ɡ}}の両方の音を持つ)。多くの場合、両者は環境によって区別される。すなわち語末では喉頭化音、語中では子音の前で喉頭化音が、母音の前では有声子音が現れる。しかし語頭ではどちらであるかが決定できないので、有声子音を意味する場合にはオホット({{IPA|ɔhɔtʼ}})と呼ばれる[[ダイアクリティカルマーク]]記号を付加する<ref name="zide2">Zide (1996) p.615</ref>。
 
ダイアクリティカルマーク記号には、ほかに以下のものがある。
* 子音字の右上にループを加えると、[[帯気音]]を表す<ref name="zide2"/>。
* 母音字の右上に点を打つと、[[鼻母音]]を表す<ref name="zide2"/>。
* 母音字の右上に[[チルダ]]のような記号を加えると、[[長母音]]を表す<ref name="portal"/>。
* 文字の右上に[[ハイフン]]のような記号を加えると、そこで形態素が切れることを表す。語中の喉頭化子音に母音が後続するとき、子音にこの記号を加えて、子音が有声子音と解釈されるのを防ぐためにも用いられる<ref name="portal"/>。
 
==Unicode==
25,524

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