「二酸化硫黄」の版間の差分

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'''二酸化硫黄'''(にさんかいおう、{{lang-en-short|Sulfur Dioxide}})は、化学式SO<sub>2</sub>の[[無機化合物]]である。[[刺激臭]]を有する[[気体]]で、別名'''亜硫酸ガス'''。[[自動車化石燃料]]の排気ガス等[[燃焼]]などで大量に排出される[[硫黄酸化物]]の一種であり、きちんとした後処理を行わない[[環境破壊排出ガス]][[自動車公害大気汚染]]や[[環境問題]]の一因となっている。
 
二酸化硫黄は[[火山活動]]や[[工業]]活動により産出される。[[石炭]]や[[石油]]は多量の[[硫黄]]化合物を含んでおり、この硫黄化合物が[[燃焼]]することで発生する。火山活動でも発生する。二酸化硫黄は[[二酸化窒素]]などの存在下で[[酸化]]され[[硫酸]]となり、[[酸性雨]]の原因となる<ref>Dr. Mike Thompson,
Winchester College, UK http://www.chm.bris.ac.uk/motm/so2/so2h.htm</ref>。
 
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:<ce> HgS(s)\ + O2(g) -> Hg(g)\ + SO2(g)</ce>
 
[[セメント]]製造の際には、無水[[硫酸カルシウム]]を[[コークス]]と加熱し[[ケイ酸カルシウム]]を生産するが、二酸化硫黄が副生成物として発生する。
:<ce> 2CaSO4(s)\ + 2SiO2(s)\ + C(s) -> 2CaSiO3(s)\ + 2SO2(g)\ + CO2(g)</ce>
 
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この他にも[[チオ硫酸ナトリウム]]と[[酸]]の反応、[[亜硫酸ナトリウム]]と[[硫酸]]の反応、[[亜硫酸水素ナトリウム]]の[[熱分解]]などによっても発生する。
 
== 反応 ==
[[水]]と反応し、[[亜硫酸]]を生成する。
:<ce>H2O\ + SO2 -> H2SO3</ce>
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:<ce>H2O2\ + SO2 -> H2SO4</ce>
 
== 構造 ==
[[File:Sulfur-dioxide-2D.png|thumb|200px|二酸化硫黄の構造]]
[[ファイル:Sulfur-dioxide-resonance-2D.svg|350px|thumb|二酸化硫黄の2つの[[共鳴理論|共鳴構造]]]]