「クーロンの法則」の版間の差分

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{{Otheruses|[[ヘンリー・キャヴェンディッシュ]]と[[シャルル・ド・クーロン]]が発見した、荷電粒子間に働く[[力 (物理学)|力]]を記述する[[電磁気学]]の法則|シャルル・ド・クーロンによる、摩擦力に関する法則|摩擦力}}
{{電磁気学}}
'''クーロンの法則'''(クーロンのほうそく、{{lang-en|Coulomb's law}})とは、[[荷電粒子]]間に働く反発し、または引き合う[[力 (物理学)|力]]がそれぞれの[[電荷]]の[[乗法|積]]に[[比例]]し、[[距離]]の2乗に[[反比例]]すること([[逆2乗の法則]])を示した[[電磁気学]]の基本法則。
 
[[ヘンリー・キャヴェンディッシュ]]により[[1773年]]に実験的に確かめられ、[[シャルル・ド・クーロン]]が[[1785年]]に法則として再発見した。[[磁荷]]に関しても同様の現象が成り立ち、これもクーロンの法則と呼ばれる。一般的にクーロンの法則と言えば、通常前者の荷電粒子間の相互作用を指す。クーロンの法則は、[[マクスウェルの方程式]]から導くことができる。
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:<math>F=k\frac{q_1q_2}{r^2}</math>
 
:ただし''F'' を[[力 (物理学)|力]]の大きさ、''q'' を[[電荷]]の大きさ、''r'' を2物体間の[[距離]]とする。''k'' は比例定数である。
 
q<sub>1</sub> = 1C, q<sub>2</sub> = 1C (単位C: クーロン、1C=1A·s) として粒子間距離 r を 1m に設定し、力を測定すると比例定数が求められる。これによると k = 8.9876×10<sup>9</sup> N·m<sup>2</sup>·A<sup>-2</sup>·s<sup>-2</sup> である。
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ただし、磁荷は電荷のように分割はできず(どんなに細かくしても必ずN極とS極が対になる)、現実には存在しない。ここでは仮想的な概念として磁荷を取り扱う。
<br/>
''F'' を[[力 (物理学)|力]]の大きさ、''m'' を[[磁荷]]、''k'''を比例定数、<math>\ \mu_0</math>は[[透磁率|真空の透磁率]]とすると
:<math>F = k' \frac{m_1 m_2}{r^2}=\frac{m_1 m_2}{4 \pi \mu_0}\frac{1}{r^2}</math>