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ある物理量というのは、それとは相違した<u>2種以上の物理量との[[関係式]]によって定義される</u><ref name="britanica" />。したがって、適切な「基本量」をいくつか選ぶということをすると、他の様々な物理量は 基本量の[[組み合わせ]]で定まることになる<ref name="britanica" />。このような方法で、基本量の組み合わせによって導かれる量を「誘導量」という<ref name="britanica" />。「基本量」としては、通常は、「[[長さ]]」「[[質量]]」「[[時間]]」を選択している<ref name="britanica" />。ただし物理学で、[[熱]]の問題を扱う場合は、これら3つに加え「[[温度]]」を加えている<ref name="britanica" />。
 
物理学では、1つの[[数値]]だけで表わされる量だけでなく、複数の数値の組(セット)で表わされる物理量も扱う<ref name="britanica" />。ただ一つの[[数]]で表される量を「[[スカラー]]量」と呼び、複数の数の組で表される量を「[[ベクトル]]量」と呼ぶ<ref name="britanica" />。「ベクトル量」としては、例えば[[力 (物理学)|力]]や[[速度]]などがある。これらは空間内の[[ベクトル]]に対応している(「3次元空間ではベクトルはx軸、y軸、z軸、それぞれの3つ数値を持つ」と考え、その結果、3つの数字の組わせとなる)。
 
また物理学では、[[テンソル]]に対応する'''テンソル量'''(例. 固体の[[応力]]など)、[[複素数]]に対応する'''複素数量'''(例.[[量子力学]]での[[波動関数]])もある。
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[[古典物理学]]では「測定可能な物理量は、理想的な実験を行えば(任意の[[精度]]で)決定され、その結果は数値または数値の組で表現される」と 考える<ref name="britanica" /> (考えた)。だが[[量子力学]]では、'''[[不確定性原理]]'''を認め、「ある物理量とそれに[[共役]]な物理量とを同時に正確に測定することはできない」とし、物理量を[[状態ベクトル]]に作用する[[演算子]](行列)で表現する<ref name="britanica" />。
 
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|+ SI基本単位の内、物質量、体積、質量に関係する商である9つの量の要約<ref>[http://physics.nist.gov/Pubs/SP811/sec08.html NIST Guide to the SI 8 いくつかの量とその単位についての注]</ref>
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