「2ストローク機関」の版間の差分

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[[1926年]]、[[ドイツ]]の「[[ユンカース]]」と「[[クルップ]]」2社の協力により、上部のピストンとクランクシャフトをサイドロッドと呼ばれる[[コネクティングロッド]](コンロッド)でつなぐ上下[[対向ピストン機関|対向ピストンエンジン]] ([[:en:Opposed piston engine|Opposed piston engine]]) が開発され、画期的な2ストロークディーゼルエンジンが誕生した。1回の爆発で2つのピストンが動く事で、通常のレシプロ機関の倍の働きが出来る事から、ダブルアクティングとも呼ばれる。
 
シリンダーヘッドが存在しないこのエンジンは、燃料供給は必然的に直接噴射となり、世界初の''''無気噴射式'''直噴エンジンとなった。無気噴射とはエアインジェクション無しで、圧縮行程のシリンダー内に高圧で燃料のみを噴射し霧化する方式であり、逆にエアインジェクションにより燃料と空気を同時に吹き込むものは'''空気噴射式'''と呼ばれる。
 
上下対向式はその後、[[ギアトレーン|ギア連結]]の上下2クランクシャフト方式へと進化、さらなる高回転化が可能となり、[[航空機]]に搭載された。