「日本の漫画」の版間の差分

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現在では日本の漫画および日本風の漫画を指す “manga”<ref>[http://www.animeanime.biz/all/2010111501/2/ 文化輸出品としてのマンガ-北米のマンガ事情-第1回「北米市場規模と現在の状況」]</ref> や、“tankōbon”(単行本)といった語は欧米にも輸出されている。日本の漫画は[[アメリカン・コミックス]]や、[[フランス]]語圏の[[バンド・デシネ]]などの各国の漫画と比べて、モノクロ表現や独特のディフォルメ、ストーリー性などの異なる特徴を持っている。以前は『[[AKIRA (漫画)|AKIRA]]』国際版の様にアメコミ形式に再構成や彩色が行われる事が多かったが、近年はむしろ日本漫画の特徴を押し出して原書に近い形で出版されている。一方で翻訳は日本独自の文化や[[擬声語|擬態語]]などのために苦労が見られる。<ref>一例として、『[[魔法先生ネギま!]]』単行本20巻巻末に、同作の各国語版の翻訳比較が掲載されている。</ref>
 
外来語である「[[アニメーション]]」([[アニメ]])という言葉が1970年代後半から一般化し始めるまでは、[[テレビアニメ]]、[[アニメーション映画|アニメ映画]]などのアニメーション作品及び[[児童向けドラマ]]([[特撮]]作品を含む)も「漫画」「まんが」「マンガ」と呼ばれていた(例 「[[東映まんがまつり]]」「[[まんが日本昔ばなし]]」など)。このため当時の世代を中心に今でもアニメや特撮作品漫画、テレビまんが漫画まんが漫画映画と呼ぶ者称されることる。また1960年代、1970年代のアニメ作品の主題歌集CDなどでは現在でも「懐かしのテレビマンガ」というなどの表記が使われることもある。
 
出版社などビジネスの世界では、漫画絵のことをしばしば「[[ポンチ絵]]」と呼ぶ。これは、イギリスの[[風刺漫画]]雑誌『[[パンチ (雑誌)|パンチ]]』をもとに日本国内で在留中のイギリス人によって創刊された日本最初の漫画雑誌『[[ジャパン・パンチ]]』を語源とする。「ポンチ絵」は書籍業界に限らず、建築業や[[情報技術|IT]]業などの製造業界で「製品イメージがわかりやすく伝わる簡単なスケッチ」という製品概念・構想図を意味する製図用語として使われている。
 
版権関係の問題もあり、たとえば1960年代に漫画化された加山雄三の「若大将シリーズ」や東宝特撮映画や「ウルトラマン」などが漫画化されたが2016は2016年現在は版権関係の問題で復刻不可能である。「ウルトラマン」や「ウルトラセブン」は復刻され関連本にも収録されている。また[[河合じゅんじ]]、[[いしいひさいち]]、[[やくみつる]]、[[じょうさゆり]]の作品など、実在のスポーツ選手、芸能人、政治家などを題材にした漫画も存在する。
 
[[河合じゅんじ]]、[[いしいひさいち]]、[[やくみつる]]、[[じょうさゆり]]の作品など、実在のスポーツ選手、芸能人、政治家などを題材にした漫画も存在する。
 
日本の漫画家は、[[高知県]]と[[鳥取県]]の出身者が、他の都道府県と比較して突出的に多い。また、それゆえに漫画文化も両県では特に盛んなことから、両県とも県をあげてまんが王国であることを宣伝し(この漫画文化の共通点が縁となり、2013年3月24日に高知県と鳥取県は提携を実施した。実施の際には両県の知事が自ら署名を行った<ref>[http://www.pref.tottori.lg.jp/238602.htm まんが王国とっとり公式ホームページ「まんが王国会議/高知県との連携」]</ref><ref>[http://mangaoukoku-tosa.jp/link/ まんが王国・土佐公式ホームページ「友好国や友人」(この友好国に「まんが王国とっとり」がリストに挙げられている)]</ref>)、時には両県が合同でイベントを開催する場合もある<ref>[http://www.pref.tottori.lg.jp/241884.htm 2013年10月14日 高知×鳥取 「まんが王国会議」in AKIBA]</ref>。