「パノルムスの戦い」の版間の差分

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== 戦闘 ==
ローマ軍は一旦パノルムスの城内に撤退し、その後に郊外を破壊した。ハスドルバル軍は渓谷を出るとオレスタル川を渡河してパノルムスに向かった。メルスは軽歩兵([[ウェリテス]])に対してカルタゴ軍前衛に繰り返し攻撃をかけ、戦象を投げやりで攻撃するよう命令した。この攻撃のため、軽歩兵部隊は城周辺の塹壕に潜んでいた。カルタゴ軍戦象部隊の指揮官は、ローマ軍の抵抗は軽微であると信じ、軽歩兵を蹴散らすために前進した。しかし塹壕および城壁からの投げやりや投石攻撃にさらされると、戦象はパニックを起こして自身の戦列に突っ込んだ。この時点でメルスの[[ローマ軍団|軍団]]兵は城外に出てカルタゴ軍左翼に相対して布陣していた。戦象が逃走すると、メルスは軍団兵に対してカルタゴ軍左翼を攻撃するように命じた。この機動によりカルタゴ軍戦列は崩れた。しかし、ローマ軍は敗走するカルタゴ軍の追撃は実施せず、残っていた戦象を捕獲した。これらの戦象は後にローマの[[円形競技場]]で殺された。
 
== その後 ==