「テオドラ (ユスティニアヌスの皇后)」の版間の差分
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テオドラは、ヒッポドローム（馬車競技場）の[[熊使い]]の娘として<ref name="高山"/><ref>[[#hashikawa|橋川・村田 (2013)]], p.98</ref>東ローマ帝国の首都[[コンスタンティノポリス]]または[[キプロス]]で生まれた。最初は姉のアシスタントとして舞台に立つようになり、それから踊り子（女優）になった<ref name="高山">[http://www.collegium-mediterr.org/geppo/324.html 皇妃になった踊り子 ──ビザンツ皇妃テオドラ── 高山博] 地中海学会月報 324、2009年11月</ref>。1度は結婚して官僚である夫とともに[[リビア]]へ赴いたが、その地で離縁され、怪しい踊り子稼業をしながら[[アレクサンドリア]]などを経由してコンスタンティノポリスへ戻り、そこで皇帝[[ユスティヌス1世]]の甥であった[[ユスティニアヌス1世|ユスティニアヌス]]と出会った。
テオドラに一目ぼれしたユスティニアヌスは[[525年]]にテオドラと結婚した。本来、踊り子と[[元老院議員]]の結婚は法律で禁止されており、皇帝の後継者と踊り子との結婚にはユスティヌス1世の皇后
[[527年]]にユスティニアヌスが叔父の跡を継いで皇帝に即位すると、テオドラは皇后となった。貧しい身分からたくましく生き抜いて来た女傑テオドラは、たびたび夫の助言者として国政に関与した。後世の歴史家には彼女を「女帝」と呼ぶ者さえいた。
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*[[島崎晋]]『名言でたどる世界の歴史』PHP研究所、2010年6月。ISBN 978-4-569-77939-3
*{{Cite journal |和書|author =橋川裕之・村田光司 |title =プロコピオス『秘史』 -翻訳と註 (1) |date =2013-03-15 |publisher =早稲田大学高等研究所 |journal =早稲田大学高等研究所紀要 |volume = |issue =5 |url = http://hdl.handle.net/2065/39462 |pages =81-108 |ref =hashikawa }}
== 外部リンク ==
{{Commons category|Empress Theodora (6th century)}}
* [http://www.ccel.org/g/gibbon/decline/volume2/index.htm Gibbons' ''The History of the Decline and Fall of the Roman Empire: The Fall of the Roman Empire in the East'']
*[http://faculty.txwes.edu/csmeller/Human-Experience/ExpData09/03Biee/BieePICs/1ByzPICs/Ravenna/StVitale547/Theo01Ret497.htm The Empress Theodora and Retinue The Basilica of St. Vitale dedicated by Bishop Maximian in 547]
* Discussion of mosaics by [[Janina Ramirez]] and [[Bettany Hughes]]: [https://www.acast.com/artdetective/theodora-mosaic-ravenna--with-bettany-hughes Art Detective Podcast, 21 December 2016]
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