「チューインガム」の版間の差分
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赤いターミネーターと人間 (会話 | 投稿記録) |
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== 形状 ==
一般的な形状としては、板状(板ガム)、粒状(粒ガム)、球状(
== 原料 ==
ガムベースの主原料としては、南米産の[[アカテツ科]]の樹木である[[サポジラ]]
配合する材料により味を自由に設定できるが、多くの場合甘味がついている。[[砂糖]]が配合されていないガム([[キシリトール]]入りガムなど)は、[[歯磨き]]の代わりに噛まれることがある。
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== 歴史 ==
中央[[アメリカ]]に住んでいた[[アステカ]]族や[[マヤ]]族のような[[先住民族]]はサポジラや[[エゾマツ]]の樹液のかたまりを噛む習慣を持っていた。両文明が滅びた後もこの習慣は[[メキシコ]]インディオに受け継がれ、さらにスペイン系移民にも広まったとされるが、これより以前にヨーロッパでも弾力性のある物質を噛む風習があったという説もある。
最初のガムは味がなく、[[パラフィン]]でできていた。[[1848年]]、[[アメリカ合衆国]]でジョン・カーティスが「[[メイン州]]純正スプールガム」というパラフィンガムを発売した。
[[1860年]]頃、メキシコの[[アントニオ・ロペス・デ・サンタ・アナ|サンタ・アナ]]将軍が当初別の目的でチクルを利用しようとしたが、これはうまくいかなかった。しかし、チクルには噛むと歯が白くなるという効能があることを発見したため、チクルをあめ玉状にして売り出した<ref name="CGAJ">{{cite web| url = http://www.chewing-gum.org/rekisi/index.html | title = チューインガムの歴史 | publisher = 日本チューインガム協会
[[1869年]]には、甘味料のほかに香料を加えた初の味つきガムをジョン・コルガンが発売した
風船ガムは[[1880年代]]には存在した。最初の製造者は{{仮リンク|フランク・ヘンリー・フリアー
ガムの[[自動販売機]]は、アメリカでは[[19世紀]]末には既に存在した。
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== 効能 ==
ガムに限らないが、ものをかみ続けていること(継続した咀嚼運動)で眠気を防いだり集中力をあげたりできるとされる。すなわちガムをかむとアゴを動かす咬筋が活発に運動する、そのため咬筋内にある紡錘型をした感覚器官「[[骨格筋|筋紡錘]]」を刺激し感覚神経が活発となるためである。またこの継続した咀嚼運動は[[セロトニン]]の分泌を促すという報告もあり、それに従えばガムをかむのはセロトニン分泌のための一番手頃な方法であるということになる。唾液の分泌を促し、胃腸の働きを整える作用もある<ref>[http://
眠気防止のためのガムとしては、[[カフェイン]]を配合したり刺激的な味にすることで、いっそうの効果を挙げることを期待したものが販売されている。集中力をあげるためのものでは、特に多い味というものはないが、[[NBA]]や[[メジャーリーグベースボール|MLB]]の選手などで、試合中でもガムを噛んでいる場面が撮影されることがある。ただし、噛み[[タバコ]]や[[ヒマワリ]]の種を噛んでいる場合もある。日本では、試合中にガムを噛む姿が「真剣さが無い・不真面目である」と非難の対象にされることがあった([[読売ジャイアンツ|巨人]]・[[阿部慎之助]]など<ref>[[2009年の日本シリーズ]]第5戦で決勝[[サヨナラゲーム|サヨナラ]]ソロ[[ホームラン]]を打った後の[[ヒーローインタビュー]]の際、ガムを噛みながら応じたため抗議が殺到、試合終了直後に父親からも[[携帯電話]]でこっ酷く怒られ、後日テレビで謝罪した。</ref>)。スポーツ選手がガムを噛むことは、上記にあげられる効果のほかに踏ん張る時に噛み込む際のショックを和らげるための行為と考えることもできるが、その効果についてはあくまで民間療法的なものであり、科学的な根拠に基づいたものではない。
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食べる人のマナーの問題であるが、噛み終えたガムをきちんと処理しない人も存在する。公共施設の床面や大都市の歩道(特に不特定多数の人が行き交う[[鉄道駅]]の[[プラットホーム]]や[[階段]]、通路など)によく付着しており、歩行中に捨てられたガムを踏んでしまう場合がある。醜いポイ捨てガムの除去には、各管理者が苦慮しており、また清掃コストもかかる。東京原宿表参道など、ガムバスターズなどのガムを除去するための機器を導入している所もある。
また、髪の毛に付着してしまうと剥がすのは困難だが、[[ポマード]]など[[油]]を含んだ[[整髪料]]で取る方法が存在する。頭髪用の[[リンス]]([[コンディショナー]])や
このような問題があるため、[[日本]]ではガムの食べかすのポイ捨ては[[軽犯罪法]]違反である。
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[[シンガポール]]ではガムを所持すること自体が禁止されている。旅行者もガムの持ち込みができない。しかし2007年より、[[キシリトール]]などが配合されていて、健康のためとされ得るガムについては解禁された。しかし、あくまで健康のためという理由なので薬局でしか販売されていない。
また、旧来から味付けには砂糖が使われており、[[歯]]が長時間糖に曝されたり、食後にケアを怠ると酸が生じて虫歯を進行させることになる。また、不要なカロリー摂取の要因の一つだった。そのため近年は、体内に吸収(もしくは分解)されない[[合成甘味料]]を用いて、糖分
== 主なメーカー ==
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* [[ウィリアム・リグレー・ジュニア・カンパニー]]
==
* 世界最大の板ガム - 2013年10月6日、日本の札幌市内で作られた長さ約110センチ、幅約30センチの板ガム。ブルーベリー味<ref>{{Cite news
|url=http://sankei.jp.msn.com/life/news/131006/trd13100600500000-n1.htm
|title=「長さ1メートル超の巨大板ガム」ギネス認定
|work=MSN産経ニュース
|newspaper=[[産経新聞]]
|date=2013-10-06
|accessdate=2013-10-19
}}{{リンク切れ|date=2017年5月}}</ref>。
* 世界最大のガムボール - 2013年1月現在、アメリカカリフォルニア州の男性が、噛み終わった[[ニコチンガム]]を張り合わせて作り続けているもの。重さ約80キロ、円周約157センチ<ref>{{Cite news
|url=http://
|title=6年かけ世界最大のガムボール、噛み終えたニコチンガム貼り付け制作
|work=ナリナリドットコム
|date=2013-01-30
|accessdate=
}}</ref>。
== 脚注 ==▼
{{脚注ヘルプ}}▼
<references />▼
== よく添加されている成分 ==
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=== その他 ===
* [[カフェイン]]
▲== 脚注 ==
▲{{脚注ヘルプ}}
▲<references />
== 外部リンク ==
{{commonscat|Chewing gum}}
* [http://www.chewing-gum.org/ 日本チューインガム協会]
* [http://www.srij.or.jp/kyoukaishi/mame_pdf/mame8.pdf ゴムの樹の種類(日本ゴム協会誌・豆知識)]
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