「防衛庁調達実施本部背任事件」の版間の差分

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|参照法条=刑法197条の3第3項
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'''防衛庁調達実施本部背任事件'''(ぼうえいちょうちょうたつじっしほんぶはいにんじけん)とは[[1998年]]に発覚した[[防衛庁]]の調達実施本部(現:[[防衛省]][[防衛装備庁]])が起こした背任事件。
 
== 概要 ==
防衛庁調達実施本部の装備品納入をめぐり、本部長と副本部長が結託し、調達価格水増し要求に対する過払い認定と各社の返納に関連して、返納額を恣意的に減額した。その見返りに、職員の[[天下り]]先を確保させるなどを官財の癒着が問題視され、本部長と副本部長が東京地方検察庁特別捜査部(東京地検特捜部)に逮捕された。本部長は懲役3年執行猶予5年の有罪判決が確定した。副本部長は天下り先で得た顧問料が事後収賄罪に認定されて懲役4年追徴金838万5000円の実刑判決が確定した。NEC元専務らメーカー12人に執行猶予付きの懲役刑が一審で確定した。
 
当時の[[額賀福志郎]][[防衛庁長官]]はこの事件によって参議院本会議で[[問責決議]]が可決され、辞任に追い込まれた。
 
== 関連項目 ==