「アクマイザー3」の版間の差分

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→‎関連項目: Category:地球空洞説を題材とした作品
仮面ライダー怪人大全集より加筆。
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; <span id="ザビタン">ザビタン
: アクマ族の父と人間の母を持つ混血児。地上侵略を始めたアクマ族に反感を抱き、ダウンワールドを脱走して人間の味方となり、イビル、ガブラと共にアクマイザー3を結成。リーダーとなる。
: 一人称は「俺」<ref group="注">{{efn|37話では「私」とも称している。</ref>}}。正義感あふれる真面目な性格で、仲間を思う気持ちは誰よりも強い。一方で、相手をからかうために魔法力を使うことも多い。3人の中では最も知恵者で、悪側を欺いて危機を脱したことが何度もある。
: 他種族との混血児ゆえに他のアクマ族にはない多くの能力を持ち、'''ザラード'''を縦に構えた「ザビタン一文字構え」から華麗な剣技を繰り出す。大きい耳ゆえに聴力が優れており、視力を失った際には聴力のみで戦った(12話)。
: 頭部に埋め込まれた'''アクマ回路'''のため、'''アクマの紋章'''を前にすると善と悪の心の葛藤によって頭部に赤いひび割れが走り、激痛に襲われるのが弱点。
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; <span id="イビル">イビル
: 「正義の貴公子」を名乗るアクマイザー3の1人。元々はザビタンを処刑するため、ガブラと共に派遣された精鋭討伐隊だったが、その心意気に惚れ込みアクマ族を裏切る<ref group="注">{{efn|アクマ族ではエリートであり、ザビタンを倒して戻れば警備大隊長の地位が待っていた。</ref>}}
: 口調は古風で、一人称は「拙者」だが、まれに「俺」ということもある。戦闘に勝利した時の決め台詞「どんなもんじゃい!」が印象的。古風でクールかつ戦いを楽しむ好戦的な性格の持ち主。アクマ族に協力した子供に対して冷酷な処罰も辞さなかったが(8話)、子供には優しい。
: 軽快な身のこなしとスピードを活かした、'''イラード'''によるアクロバティックな剣術を得意とする。銃の使い手でもあり、'''ジョーガン'''の腕前はザビタンも一目置いているほど。
: たとえ反射であっても自分の姿が二つ存在することが信じられず<ref group="注">{{efn|DVDのブックレットではコンプレックスを抱いているとある。</ref>}}、鏡や水面といった鏡面の前では動けなくなるのが弱点。また、古風な性格ゆえに上下関係を重んじ、悪と知りつつも師匠であるオオカミーダには逆らうことができなかった(23話)。
: [[#ダイヤンガー|ダイヤンガー(本名ダイアナ)]]という恋人がいる。
: 戦闘時や怒っている時には目が吊り上がり、硬直した際には垂れ下がる。首に赤いマフラーを巻いているが、初期とOPでは巻いていない。
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:; <span id="ガブラッチョ">ガブラッチョ
:: 25話から登場。魔法力「変わるんだら〜ガブラッチョ」によって変身する[[ダチョウ]]。自称も「子供の神様」になっている。
:: 足が速くなり、ダチョウでありながら空も飛べる<ref group="注">{{efn|アクマイザー3は全員、足裏にジェット噴射が付いておりガブラ時でも飛べるはずなのだが、第28話では飛行能力を失っていた。</ref>}}。嘴による攻撃や様々な魔法力を使えるようになり、場合によってはギャリバードより役立った。
 
==== 悪のアクマ族 ====
; <span id="メザロード">メザロード
: アクマ族の警備連隊長<ref group="注">{{efn|S.I.C. HERO SAGAにおいては「地球討伐隊アクマ族連隊長」</ref>。}}で、アクマイザー3の仇敵とも言うべき存在。イビルの上官になるはずだった。
: 冷酷かつ残虐の限りを尽くす卑劣漢で、ザビタンの両親や親友サイレーンの命を奪った張本人。この他にもイビルは恋人ダイアナを殺され、ダルニアは姉マジョルカを死に追いやられた<ref group="注">{{efn|ザビタンは37話の決着時にこれらのアクマの名を挙げて怒りをぶつけている。</ref>}}
: 専用のジャンケルや物体を消滅させる怪光線を放つ指令棒を武器とする。ザビタンを目の敵にしており、常時'''アクマの紋章'''を携帯している。自らを「不死身」とうそぶくように、何度倒されてもパワーアップして蘇る悪魔力'''メザロード再生'''を持ち、事実上メザロードを倒すのは不可能。
: 37話においてアクマイザー3は、バスカルたちから伝授されたニューライトアタックにより、岩に閉じ込めるという形で再生能力を無効化し、ようやくメザロードを封じることができた。
: 登場回数も多く隊長怪人の作戦に直接指示を与えることも多い。
: ノッペラー親子(24話)やバスカルの父・キリンダー(32話)、ナメナメーダ(34話)登場の回にも登場していたので「平和党四人衆」とは浅からず因縁がある。
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: 専用のジャンケルは短銃に変形させることができる。両目から破壊光線「'''ダルニアビーム'''」を放つ他、敵の武器を消滅させる魔法力も使える。
: アクマ族を裏切ってからは人間らしく優しい心を育むようになるが、それと引き換えにダルニアビームが連射できなくなるなど戦闘力が衰えてしまい、次第に非戦闘要員となっていった。諜報活動などでザビタンに協力する。アクマイザー3はその異形な容姿で怖がられ、公の場では一般の人目には写らないように活動しているが、彼女だけは何事も無く人間社会で暮らしており、光彦と遊びに出かけても他の一般人に驚かれず、一緒におやつを食べる場面も多い。
: [[#マジョルカ|マジョルカ]]という姉がいたが、二人に組み込まれていた'''[[#双生児アクマ回路|双生児アクマ回路]]'''のために悲しい別れをすることになる(10話)。
: 最終回ではザビタンたちを救うためにゲベルに[[一騎討ち]]を挑んだ。
:
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; <span id="マジョルカ">マジョルカ
: 第9・10話に登場したダルニアの姉。
: 専用のジャンケルと胸部の機関砲が武器で、人間に化けられる。得意技は己自身を爆弾にして相手に突進する'''マジョルカスーパーミサイル'''
: '''バケネーゴン'''を配下に、赤い雨として特殊な液体・A液を降らせ、その後にダムの水にA液と化合して燃焼するB液を流し込む「大東京焦土計画」を指揮する。ダルニアと同じく'''双生児アクマ回路'''が組み込まれており、ダルニアと善悪の思考に相違ができると消滅する仕掛けになっていた。最期はザビタンへの恋心と彼に協力したい気持ちが表に出せないことに苦しむダルニアのため、わざとマジョルカスーパーミサイルを敢行し、ザビタンショックを受ける。その後、ダルニアにアクマイザーたちと共に行くように遺言し、ザビタンには「ダルニアをよろしく」と告げて妹を託す。そして自らは双生児アクマ回路とザビタンショックのダメージが重なったことで自爆して果てた。
:
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:
; <span id="キリンダー">キリンダー
: [[麒麟]]の特性を持つアクマ族。元々は「幻の大剣士」の異名を取る腕利きのアクマ族であったが、争いを嫌い地上で屋台のタコ焼き屋を営み孫娘のキリ子とひっそりと暮らしていた。人間に化けることも可能で普段は「{{読み仮名|阿久リン平|あく リンぺい}}」という老人の姿をしている。
: 飄々とメザロードからの要請も受け流していたが、孫の命を盾に取られアクマイザー3と対峙させられることになる。戦闘能力は非常に高く人間態のままでもアグマーの群れを圧倒したほか、アクマイザー3との対戦ではジャンケル二刀流で3人と互角以上に戦っただけでなく、魔法陣アタックの直撃にも耐えるほどの防御力も見せた。最終的にはキリ子をアクマイザー3に救出され和解し、4人でメザロードたちを撃退。孫とともに平穏な暮らしに戻っていった。
:
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; バスカル
: 平和党委員長で、キリンダーの息子{{Sfn|全怪獣怪人 下|1990|p=185}}。
: 脚本や、デザイン画の書き込みに「Jrキリンダー」とある{{Sfn|大全|2003|p=77}}。{{独自研究範囲|容姿は[[麒麟]]というよりは[[鹿]]に近い。|date=2015年9月}}
; ノッペラー
: 地上を水没させる日本沈没作戦のため、ある村の水脈とダウンワールドの水脈とをつなげたが、善悪の区別がつかない性格のため村の水不足を補うために本気で探した結果、メザロードの叱責を受けた。
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=== アクマイザー3の協力者 ===
; {{読み仮名|島 一平|しま いっぺい}}
: 東都タイムズの記者で、アクマイザー3の理解者の一人。
: アグマー程度なら倒すだけの実力はあるものの、少々ドジな所があり「俺って未熟だなぁ」とよく呟くが、記者としてアクマイザー3の仲間としてその勇敢さは時にアクマ族に目をつけられることもある。結構清潔で短髪にもかかわらず毎日洗髪している(33話本人談)。南雲=ザビタンということに最後まで気が付かなかった。
: 演じた千葉治郎は、自ら志願して三枚目を演じたと述べている<ref>{{Cite book|和書|title=創刊15周年記念 [[テレビマガジン]]特別編集 [[仮面ライダー]]怪人大全集|date=1986-10-10|publisher=[[講談社]]|page=216|chapter=「仮面ライダーSTAFF CAST SPONSORインタビュー CAST編」|isbn=4-06-178402-1}}</ref>。
:
; {{読み仮名|渚 ジュン|なぎさ ジュン}}
: 東都タイムズの女性カメラマン。アクマ族の人間狩りで捕まりそうになったところをザビタンに助けられ理解者となり、さらに第10話ではマジョルカの件でダルニアと心を通じ親友となった。28話以降登場しなくなった。
:
; {{読み仮名|島 光彦|しま みつひこ}}
: 一平の弟。「どうして?」が口癖。ダルニアとは一緒に遊びに行くほど仲がよい。38話(最終回)で一度だけザビタンが化けたことがある。
:
; {{読み仮名|有沢 美子|ありさわ よしこ}}
: 5話から登場する銀座の科学研究所に務める女科学者。アクマ族の陰謀を知り、以降はザビタンたちを科学面で支えることになるが、12話を最後に登場しなくなる。
 
=== その他の人間 ===
; {{読み仮名|秋田 源作|あきた げんさく}}
: 東都タイムズの編集長。「どうして?」を連発する光彦には手を焼いている。
: アクマ族も超能力も信じない俗人で、一平やジュンの報告をことごとく無視しているが、よく災難に遭う。部下では唯一、南雲(=ザビタン)だけを頼りにしている。
:
; {{読み仮名|白鷺 千代|しらさぎ ちよ}}
: ザビタンの母。メザロードによってザビタンの目の前で殺された。
 
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; ザビタンショック
: ザラードを敵に投げ付けてぶつける必殺技。
; ザビタンノヴァ{{refnest|group="注"efn|書籍によっては、名称を'''ザビタンノバ'''と記載している<ref name = "全怪獣180">{{Harvnb|全怪獣怪人 下|1990|p=180}}</ref><ref name = "宇宙船SP173" />。}}
: 両肩に装着する小型ミサイル砲。普段はベルト脇に装着されている。
: ザビタンの持つ最大の武器で、アクマ族のアジトや戦車を破壊するほどの威力を誇る。
; 変わるんだら〜<ref group="注">{{efn|第13、14話では「ザビタンチェンジ」「チェンジザビタン」という魔法名だった。</ref>}}{{refnest|group="注"efn|『全怪獣怪人 下巻』では、名称を「'''変わるんだらぁ'''」と記載している<ref name = "全怪獣180" />。}}
: 自身の姿を変える魔法力。元の姿に戻る際には'''戻るんだら〜'''を使用する<ref group="注">{{efn|イビルとガブラも共通の魔法力を使用するが、それぞれ語尾に「イビルッチョ」「ガブラッチョ」と付く。</ref>}}
: 人間に変身する際、当初は一平の姿を借りていたが、17話から'''{{読み仮名|南雲健二|なぐも けんじ}}'''というオリジナルの姿となる。それ以外にも他のアクマ族・人間の女性や子供に化けることも可能だが、南雲以外の人間の姿では耳にピアスが付く。
; 作るんだら〜
: ある物質を材料にして、別の物質を生成する魔法力。食物や生物を生成することもできる。
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: 主に偵察用に使用され、それぞれザビタンがギャリバーA、イビルがギャリバーB、ガブラがギャリバーCに乗車する。
:; ギャリバード
:: 最高速度:330km/h:時速330キロメートル
:: 「トライキャッチ!」の掛け声によって、3台のギャリバーが合体した両サイドカー。中央をギャリバーA、左サイドをギャリバーB、右サイドをギャリバーCが構成する。
:: 走行速度が強化された他、武装'''ギャリバーキャノン'''による砲撃が可能となる。サイドに乗り込むイビルとガブラはうつぶせになって乗車する。
 
== 用語 ==
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; <span id="ジャンケル">ジャンケル
: アクマイザー3を含むアクマ族の戦士が所有する細身の[[サーベル]]。アクマイザー3所有の物にはそれぞれに名前があり、デザインも異なる。
; <span id="双生児アクマ回路">{{読み仮名|双生児アクマ回路|ふたごアクマ回路かいろ}}
: メザロードが発明した、[[#ダルニア|ダルニア]]と[[#マジョルカ|マジョルカ]]の頭脳に組み込まれたアクマ回路。どちらかがアクマ族を裏切ると、もう一方の体が爆発する仕掛けになっている。
 
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=== 声の出演 ===
* ザビタン - [[井上真樹夫]]
* イビル - [[矢田耕司]]<ref group="注">{{efn|第1話、第2話のオープニングのクレジットでは八奈見乗児と表記。</ref>}}
* ガブラ - [[八奈見乗児]]<ref group="注">{{efn|第1話、第2話のオープニングのクレジットでは矢田耕司と表記。</ref>}}
* ダルニア - [[吉田理保子]]
* メザロード - [[辻村真人]]{{Sfn|大全|2003|p=202}}
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=== 主題歌 ===
; オープニングテーマ - 「[[勝利だ!アクマイザー3]]」
: 作詞 - [[石ノ森章太郎|石森章太郎]] / 作曲・編曲 - 渡辺宙明 / 歌 - [[水木一郎]]、こおろぎ'73<ref group="注" {{efn|name="kourogi">|エンディングのテロップでは'''こうろぎ'73'''と表記。</ref>}}
: 第3 - 5、7、10、11、13 - 21、24、28、30、31、33、35、37、38話では挿入歌として使用された。
:
; エンディングテーマ - 「すすめ!ザイダベック」
: 作詞 - [[八手三郎]] / 作曲・編曲 - 渡辺宙明 / 歌 - 水木一郎、こおろぎ'73<ref group="注" {{efn|name="kourogi"/>}}
: 第1 - 3、5、6、8 - 10、12、18、27、38話では挿入歌として使用された。
:
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| なぜだ?! ザビタンの反逆!
| style="text-align: left;" |
* メザロード<ref group="注">{{efn|放送リストにない回に出てくることがある。</ref>}}
|rowspan="6"| 長坂秀佳
|rowspan="2"| 奥中惇夫
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* アカニーダ(声 - [[依田英助]])
* アオニーダ(声 - [[渡部猛]])
|rowspan="4"| 田口勝彦<ref group="注">{{efn|エンディングのクレジットでは第3話・第4話の監督が田口勝彦、第5話・第6話の監督が奥中惇夫。</ref>}}
 
|- style="text-align: center;"
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| なぜだ?! 子連れイビル
| style="text-align: left;" |
* ミイラーゴ{{refnest|group="注"efn|書籍『’70年代特撮ヒーロー全集』では、名称を'''ミイラーゴン'''と記載している<ref name = "宇宙船SP213" >{{Harvnb|宇宙船SPECIAL|1998|p=213}}</ref>。}}(声 - [[清川元夢]])
|rowspan="2"| 奥中惇夫
 
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| なぜだ?! 地獄からの挑戦状
| style="text-align: left;" |
* ゴルゴン{{refnest|group="注"efn|書籍によっては、名称を'''ゴルゴーン'''と記載している{{Sfn|全怪獣怪人 下|1990|p=185}}<ref name = "宇宙船SP213" />。}}(声 - [[増岡弘]])
| 田口成光
|rowspan="2"| 佐伯孚治
692 ⟶ 693行目:
| 6月29日
| 38
| なぜだ?! 明日へのカプセル<ref group="注">{{efn|映像では最後に「!」がある。</ref>}}
| style="text-align: left;" |
* 大魔王ガルバー(声 - 飯塚昭三)
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*山形県:[[山形テレビ]]
*宮城県:[[東日本放送]]
*福島県:[[福島中央テレビ]]<ref group="注">{{efn|キー局本放送終了の1976年7月から放送。</ref>}}
*新潟県:[[新潟総合テレビ]]
*長野県:[[信越放送]]
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*岡山県:[[岡山放送]]
*広島県:[[広島ホームテレビ]]
*山口県:[[テレビ山口]]<ref group="注">{{efn|15日遅れの水曜日 17:30 - 18:00枠</ref>。}}
</div><div style="float: left; vertical-align: top; white-space: nowrap; margin-right: 1em;">
*徳島県:[[四国放送]]
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== 脚注 ==
=== 注釈 ===
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{{Reflist|group="注"}}
=== 出典 ===
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