「敗血症」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
和太郎 (会話 | 投稿記録)
編集の要約なし
7行目:
== 症状 ==
[[悪寒]]、全身の[[炎症]]を反映して著しい[[発熱]]、[[倦怠感]]、[[鈍痛]]、認識力の低下を示す。末梢血管の拡張の結果、末梢組織に十分な栄養と酸素が届かず、臓器障害や臓器灌流異常、[[血圧]]低下が出現する。進行すれば錯乱などの[[意識障害]]を来たす。DICを合併すると[[血栓]]が生じるために多臓器が障害([[多臓器不全]])され、また[[血小板]]が消費されて出血傾向となる。起炎菌が[[大腸菌]]などの[[グラム陰性菌]]であると、菌の産生した[[内毒素]](エンドトキシン)によって[[エンドトキシンショック]]が引き起こされる。また[[代謝性アシドーシス]]と[[呼吸性アルカローシス]]の混合性酸塩基平衡異常をきたす。敗血症性ショック症状を起こすと患者の25%は死亡する<ref name="mmh">[http://mmh.banyu.co.jp/mmhe2j/sec17/ch191/ch191c.html 敗血症性ショック]メルクマニュアル家庭版</ref>。
 
敗血症の徴候であるshaking chill(悪寒戦慄)、呼吸数>30回/分、酸素飽和度の低下、ABGでの代謝性アシドーシス、乏尿、意識レベルの変化(大抵は低下)を危険な熱の特徴(severe high fever)という。severe high feverの他、体温38.5度以上で悪寒戦慄を伴う場合、白血球数が12000/μl以上、または4000/μl未満の場合、静脈注射で抗生物質を使うときは血液培養の適応がある<ref>Dr宮城の教育回診実況中継 ISBN 9784758106153</ref>。
 
== 原因 ==