「ホタテガイ」の版間の差分

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=== 生態・分布 ===
生息に至適な[[海水]]温は +5〜+19[[セルシウス度|℃]]の冷水であるが、&minus;2〜+22℃の間なら生きていける(稚貝はさらに4℃ほど高温でも耐えられる)。[[浅海]]の砂底に生息し、自然分布域は[[ロシア]]本土の[[オホーツク海]]沿岸・[[千島列島]]・[[樺太|サハリン]]・[[沿海地方|沿海州]]、[[日本]]の[[北海道]]・[[東北地方]]、[[朝鮮半島]]北部など。日本での南限は[[日本海]]側が[[能登半島]]、[[太平洋]]側が[[千葉県]]とされている<ref>木村稔、[https://www.hro.or.jp/list/fisheries/marine/o7u1kr0000000kyx.html#s4 ホタテガイ貝柱の品質保持に関する研究] 北海道立水産試験場研究報告 第65号(2003年10月発行)</ref>が、大規模な商業的漁業が可能なのは[[東北地方]]の[[三陸海岸]]以北である。
 
[[中華人民共和国]]や[[アメリカ合衆国]]の一部でも[[養殖]]され、[[乾物]]に加工されて流通しているが、養殖場はいずれも日本以上に水温が高い海域であるため、[[イタヤガイ]]など、別の[[種 (分類学)|種]]であると考えられている。