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[[ファイル:Le massagr au Hamam par Edouard Debat-Ponsan 1883.jpg|thumb|19世紀に描かれたマッサージの絵画]]
[[ファイル:Massage Frankfurt.jpg|thumb|ドイツ、[[フランクフルト]]におけるマッサージ]]
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[[ファイル:Sogno.jpg|thumb|日本の[[マッサージチェア]]文化。マッサージ機]]
[[ファイル:Sargent, John Singer (1856-1925) - 1890-91 - Massage in a bath house.jpg|thumb|Massage in a bath house (1890-1891) John Singer Sargent (1856-1925) ]]
'''マッサージ'''({{lang-fr-short|massage}}
== 概要 ==
マッサージには[[静脈]]・[[リンパ]]循環を促進する効果がある。スポーツ・運動時前後には、[[筋肉]]緊張をほぐしたりするためにマッサージが用いられる。他にマッサージによる(適度な)刺激などにより、緊張の緩和をもたらし、筋肉痛を和らげる、排便を促す、気分が和らぎ眠りを誘う、等がある。▼
マッサージはヨーロッパ発祥の手技療法である<ref name="color186">仙頭正四郎『カラー図解 東洋医学基本としくみ』西東社、2011年、186頁</ref>。マッサージは厳密には指先などの末梢部から心臓に向かって施術を行う([[按摩]]の施術はその逆となる)<ref name="color186" />。マッサージには[[静脈]]や[[リンパ]]の滞りを改善しその流れを促進する効果がある<ref name="color186" />。
▲
現在、マッサージは通常医療の場でも([[リハビリテーション]]等々)、[[代替医療]]の場でも、様々な健康増進目的で個々人が自分自身に行う形(セルフマッサージ)でも行われている。▼
==歴史==▼
▲== 歴史 ==
マッサージは[[ギリシャ語]]のマッシー(揉む)、[[ラテン語]]の手、[[アラビア語]]のマス(押す)、[[ヘブライ語]]の触るが語源とされる。
16世紀後期、[[フランス]]の医師である、'''[[アンブロワーズ・パレ]]'''がマッサージの効能や必要性、医療術を研究し、フランス中にマッサージの効力を強く、主張するに至った。この主張によって、マッサージ療法は、医療法としてだんだん見直されるようになり、医療として広まっていった。
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その後、マッサージ医療が医療術の一つとして現在に至っている。
===日本===▼
{{main|マッサージチェア}}▼
=== 歴史 ===
[[日本]]においては元々'''[[按摩]]'''(あんま)が用いられてきた。
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現在の「[[あん摩マツサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律]]」において、[[あん摩マッサージ指圧師]]免許もしくは[[医師]]免許(共に国家資格)がなければ日本においてマッサージを業として行うことはできない、とされている。
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▲{{main|マッサージチェア}}
▲*マッサージチェア([[自動マッサージ機]]とも呼ばれる)とは、内蔵された突起が稼動し、手指によるマッサージに近い動きをする。市販されている他、おもに銭湯・温泉などに有料で設置されている事が多い。腰掛けて背中をマッサージする椅子型や、足を入れて足裏をマッサージするもの等がある。近年ではプログラムが高度になり、細かく様々な揉みかたをするようになった。
日本の法令でマッサージの厳密な技術定義は規定されていない。しかしマッサージが欧米より日本に伝わって以降、手技自体ははっきりと技術体系化されている。現法律策定時にもマッサージの技術定義は文章化できなくとも、日本国民は当然の如く理解していた事であった。法定義されていない理由として、当時手技を使って人体表面を刺激する他の手技療法が、あん摩マツサージ指圧師が行う手技療法以外日本国内には存在せず、わざわざ「[[あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律]]」で法定義をする必要が無かったのがその理由である。
==== 厚生労働省見解のマッサージの定義 ====
法律での定義はされて無いが、無資格者マッサージ施術で「エーワン」(経営者は、[[あん摩マッサージ指圧師]]の有資格者)を摘発するにあたり、厚生労働省はマッサージの定義を「体重をかけ、対象者が痛みを感じる強さで行う行為」と回答している。
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御照会の事例については、その行為の強度、時間等によっては、同条のあん摩マッサージ指圧に該当する場合もあると考えられるが、御照会の内容だけでは判断できない。<br>しかし、施術者の体重をかけて対象者が痛みを感じるほどの相当程度の強さをもって行うなど、あん摩マッサージ指圧師が行わなければ、人体に危害を及ぼし、又は及ぼすおそれのある行為については、同条のあん摩マッサージ指圧に該当するので、無資格者がこれを業として行っている場合には、厳正な対応を行うようお願いする。<br>また、同条のあん摩マッサージ指圧が行われていない施術において、「マッサージ」と広告することについては、あん摩マッサージ指圧師でなければ行えないあん摩マッサージ指圧が行われていると一般人が誤認するおそれがあり、公衆衛生上も看過できないものであるので、このような広告を行わないよう指導されたい。|「あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律」に関する疑義照会について(回答) 平成15年11月18日 医政医発第1118001号}}
==== 判例上の定義 ====
清水簡易裁判所/判決/昭和34年(ろ)50号(下級裁判所刑事裁判例集1巻10号2144頁)においては次のように判示している。
{{Quotation|第一、あん摩師、はり師、きゅう師及び柔道整復師法(以下単に法と略称する。)の第一条にいう「あん摩」とは、慰安または医療補助の目的をもって、身体を摩さつし、押し、もみ、またはたたく等の行為と解すべきところ、前掲各証拠によると被告人の本件各所為は、いずれも右あん摩に該当するものであること明らかであるから、この点に関する被告人の主張は採用できない。}}
===法的な問題点===
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{{脚注ヘルプ}}
{{reflist}}
==関連項目==▼
{{Commons|Category:Massage}}▼
{{wiktionary|massage}}▼
;マッサージに関連するもの▼
*[[手技療法]]▼
*[[あん摩マッサージ指圧師]]([[あん摩]]・マッサージ・[[指圧]])▼
▲*[[マッサージチェア]]
*[[出張マッサージ]]▼
;医療の法制上、関連するもの▼
*[[医師]]▼
*[[理学療法士]]▼
*[[柔道整復師]]、 [[柔道整復術]]▼
;あん摩マッサージ指圧師免許の法制上、問題が提起されているもの▼
*[[リフレクソロジー]]▼
*[[ロミロミ]]▼
*[[性感マッサージ]]▼
*[[整体]]▼
*[[カイロプラクティック]]▼
*[[オステオパシー]]▼
==関連文献==
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*[http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/isei/i-anzen/hourei/061115-1.html 「無資格者によるあん摩マッサージ指圧業等の防止について」]
*[http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/isei/i-anzen/hourei/061115-1a.html 「医業類似行為に対する取扱いについて」]
▲==関連項目==
▲{{Commons|Category:Massage}}
▲{{wiktionary|massage}}
▲;マッサージに関連するもの
▲*[[手技療法]]
▲*[[あん摩マッサージ指圧師]]([[あん摩]]・マッサージ・[[指圧]])
*[[マッサージチェア]]
▲*[[出張マッサージ]]
▲;医療の法制上、関連するもの
▲*[[医師]]
▲*[[理学療法士]]
▲*[[柔道整復師]]、 [[柔道整復術]]
▲;あん摩マッサージ指圧師免許の法制上、問題が提起されているもの
▲*[[リフレクソロジー]]
▲*[[ロミロミ]]
▲*[[性感マッサージ]]
▲*[[整体]]
▲*[[カイロプラクティック]]
▲*[[オステオパシー]]
{{DEFAULTSORT:まつさあし}}
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