「ジョセフ・ジョースター」の版間の差分

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=== 人物像 ===
容姿は祖父ジョナサンによく似ているが、彼とは正反対に暴力的で気性が激しく、[[アメリカ人]]のスモーキー・ブラウンから「[[イギリス人]]とは思えない」と評されるほど軽い性格をしている。態度も紳士的とは言いがたく、目上の人間に対しても常に茶化すような接し方を行い、軽微であるものの波紋の悪用もいとわない。しかし、出会った当時は酷い[[黒人差別|差別]]を受けていた[[黒人]]であるスモーキーに対して何の気負いもなく自然体で友情を示し、仲間を守るためには自らを犠牲にすることもいとわないなど、その奥底にはジョナサンと同じ正義と勇気の心が見て取れる。また、敵との戦いで見せる奇策や戦術性はおろか、好奇心や知性も似通っている。自分を育ててくれた祖母エリナに対して深い尊敬や愛情の念を抱き、赤児の頃から自分を見守ってくれていたスピードワゴンにも同様に家族としての愛情を持っている。
 
相手の弱点や裏をかくことが得意で、戦闘においてはマジックや[[イカサマ]]を応用し、自分に不利な状況からも周到な罠を張り巡らせ逆転してみせる。先読みの才能もあり、相手が次に口に出そうとする言葉を予測して先に言ってみせるという、心理トリックじみた台詞回しをよく行う(ジョセフ「次におまえは○○と言う」「次のてめーの台詞は○○だ」→相手「○○…ハッ!」)。その一方、劣勢に陥った場合は正面からのぶつかり合いをあきらめ、一旦戦闘から逃走することで状況の打開を図ろうとする一面もある。波紋の修行前に格闘技を修得した描写は無いが、喧嘩術と運動神経に優れ、サンタナ戦では格闘技能をシュトロハイムに称賛されている。
 
「乗り込んだ[[飛行機]]がしばしば墜落する」という[[ジンクス]]を持っており、13歳<!--Part2の回想場面-->と18歳<!--Part2の最終決戦-->の時にそれぞれ1度、Part3の時に2度<!--Part3の「灰の塔」戦および「死神13」戦-->と、生涯で4度も飛行機の墜落事故に遭遇しており、さらにそのすべてにおいて無事生還している。水難事故に遭うことも多く、自分のせいではないとはいえPart3の時に計3回、乗っていた船や潜水艦を沈没させている。しかし、Part4では杜王町から帰る時に船を利用している。
 
老年期以降は[[ビートルズ]]を愛聴しており、登場した各部の最終話のラストシーンでは[[ウォークマン]]でビートルズの楽曲に親しんでいる。また、[[B級映画]]やマニアックな音楽にも傾倒しているようである。少年の頃から[[漫画]]収集の趣味もあり、Part4時には[[岸辺露伴]]に、露伴の代表作『ピンクダークの少年』の英語版が発売されていないか問い合わせていた。
 
若い頃は、祖父ジョナサンらと同様に「JOJO」というニックネームで呼ばれ、本名で呼ばれることはほとんどなかった。ただし、ジョナサンがカタカナ「ジョジョ」と表記されているのに対し、ジョセフは<!--Part2の中盤以降-->主にアルファベットで「JOJO」と表記されている。老年期以降はニックネームで呼ばれることはなくなり<ref>2015年に発売された『[[ジョジョの奇妙な冒険 アイズオブヘブン]]』において、シュトロハイムや「柱の男」たちからはジョジョと呼ばれ、その名で呼ばれるのは久しぶりだと返している。</ref>、承太郎ら家族からそれぞれの立場に合った呼ばれ方をされている以外、周囲の人間からは「ジョースターさん」という呼び名で呼ばれることが多い<ref>OVA版においてでは、一部呼び名が「ジョセフさん」になっている。</ref>が、敵側からは敬称を省いて「ジョースター」と呼び捨てにされている。ファーストネームである「ジョセフ」と呼ぶのは、ジョースター家一族の宿敵である[[ディオ・ブランドー|DIO]]、ジョセフの本妻であるスージーQ、彼の愛人にして仗助の母である東方朋子であだけとなっている<ref>2015年に発売された『アイズオブヘブン』においてでは、原作で直接会うことが無かった祖父・ジョナサンも同様に「ジョセフ」と呼び、一方のジョセフはジョナサンを「おじいちゃん」と呼んでいる。</ref>。
 
== 劇中での活躍 ==