「スターリングラード (2001年の映画)」の版間の差分

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かつてケーニッヒ少佐の生徒だったクリコフを伴い、ケーニッヒ少佐をおびき出そうとしたヴァシリだが、逆にケーニッヒ少佐の罠にはまりクリコフを喪ってしまったことで動揺する。そんなヴァシリの支えとなったのが女兵士ターニャだった。ターニャの助けを借り、ついにケーニッヒ少佐への反撃に成功するヴァシリ。やがてターニャと結ばれたヴァシリは、彼女に「工場の責任者になりたい」という自分のささやかな夢を語る。しかし友人となった少年サーシャがスパイとしてケーニッヒ少佐の下に送り込まれていたこと、虚像の英雄としての自分が独り歩きしていること、そしてターニャを巡り、ヴァシリとダニロフの間には軋轢が生じてしまう。
 
サーシャからの情報でケーニッヒ少佐の待ち伏せを察知し、逆に待ち伏せを仕掛けるヴァシリだが、不測連日疲労から居眠りをした態に陥って狙撃記録を奪われてしまい、ドイツ軍から戦死したと誤認される。ドイツ軍によるヴァシリ戦死のプロパガンダを聞いて心配するターニャは、帰還したヴァシリの姿を見て感極まって抱きついてしまう。その姿を目にしたダニロフは、嫉妬にかられてヴァシリを批判する手紙を書いてしまう。
 
待ち伏せが失敗に終わったケーニッヒ少佐はサーシャがスパイであることを見抜き、彼を処刑して囮にしてする事でヴァシリをおびき出す。仇討ちを決意してケーニッヒ少佐に挑むヴァシリを見たターニャは、ダニロフにの母親を避難させるように頼み込む。さらにダニロフはターニャを避難船に乗り込ませようとするが、途中で爆撃を受けてターニャが吹き飛ばされてしまう。意識を失ったまま避難船に乗せられるターニャの姿を見て自分の行動を後悔したダニロフは、ヴァシリのもとに戻って自分が囮となることを告げる。ヴァシリの制止を無視して飛び出したダニロフはケーニッヒ少佐に撃ち殺され、その隙を突いてヴァシリはケーニッヒ少佐に狙いを定める。自分の死を悟ったケーニッヒ少佐は脱帽し、初めて互いに顔を合わせたヴァシリに射殺される。
 
やがてドイツの降伏とソ連の勝利に沸くスターリングラードで、ヴァシリは軍病院を訪れる。そこには入院しているターニャの姿があった。