「The ピーズ」の版間の差分

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歌詞は、初期作品では、作詞作曲を手がける大木温之の、「音に乗る言葉でさえあればいい」と言う信念により性やくだらない日常の出来事を歌った歌詞がメインであったが、中期から活動休止期にかけては、ダメな自分、脱線した人生、焦り、なげやり、少しだけの希望といった自己の内面をさらけ出した詞が中心となっていく。特に中期では、「曲を作るたびに遺書のつもりで歌詞を書いた」と言い、10分を超える楽曲も見られる(初期の楽曲にもこういった傾向をうかがわせる予兆が見られる)。デビューから一貫して、難解な言葉を使わず、どんな複雑な事象や感情も、平易で短い言葉で表しきる歌詞作りがされている。
 
サウンド面では、まるで歌うようにうねりを効かせた大木のベース、安孫子のドライさと"泣き"を持ち合わせた感情豊かなギター、そしてパワーと安定感に溢れる佐藤のドラムで、50~70年代のロカビリーやロックンロールを彷彿させるものから、彼ら3人にしか生み出せない独特のロックサウンドを展開している。
 
若手ミュージシャンでは、[[銀杏BOYZ]]の[[峯田和伸]]や[[サンボマスター]]の山口隆などが、彼らに影響を受けたと公言している。また、[[ウルフルズ]]の[[トータス松本]]は「俺は一時期、はる(Ba&Vo大木温之)になりたかった」とインタビューで語っている。その他、芸能界では[[田村亮 (お笑い芸人)|田村亮]]([[ロンドンブーツ1号2号]])がピーズ好きで有名であり、シングル「底なし」は彼の希望によって、あなあきロンドンブーツのタイアップとなったというエピソードがある。