「千日手」の版間の差分

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===ルールの変遷===
{{Shogi diagram|tright
|第41期名人戦・挑戦者決定リーグ<br />第118手 △7八同銀不成まで<br />(この後、同一局面が9回出現)<br />△谷川浩司 持駒:金銀
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|ls|ns| | | | | |rs|
|▲米長邦雄 持駒:飛金銀歩四}}
千日手の概念は江戸時代から存在していたが、終盤で駒を打ち合い、取り合う状況でしか発生しないものと考えられていた。そのためルールとしては「千日手となったときには攻め方が手を変える。どちらが攻め方か不明のときは、仕掛けた側から手を変える。」という曖昧な規定にとどまっていた。<ref group="注">一説に、千日手は仕掛けたほうが負けともされていたともいうが、公式ルールなどの整備は行われていなかったようである。</ref>ところが1927年の対局で、序盤の駒組みの段階で同じ手を繰り返す局面が発生し、対局を中断して連盟に裁決をゆだねることとなった。これが局面にかかわらず「同一手順3回」という千日手の規定を明確にした端緒となったと考えられている<ref>[http://www.webspace-jp.com/~mozu/mozuiro/moromoro/senmem.html もずいろ 記憶に残るあの千日手]による。同サイトは、この対局については『菅谷北斗星選集 観戦記篇』から情報を得たとしている。</ref>。