削除された内容 追加された内容
115行目:
9~10世紀における[[ハディース]]の蒐集と四法学派の成立によって[[スンナ]]の内容が確立すると、そうしたスンナと対立する新奇な行為は「[[ビドア]]」として排斥されるようになった。だが、後には、それはhasanah(良いもの)とsayyiah(悪いもの)に分けられ、前者は共同体の承認をえて受け入れられていった<ref name="tetsugakushisou_is" />。
 
== バラモン教・ヒンドゥー教における異端 ==
{{Main|アースティカとナースティカ}}
 
122行目:
正統バラモンたちからアースティカの代表格と見なされたのは[[六派哲学]]で、その中でも[[ヴェーダ]]聖典[[解釈]]と密接な関係がある[[ミーマーンサー]]と[[ヴェーダーンタ]]を正統の中の正統とする傾向がある<ref name="tetsugakushisou" />。
 
それに対し、ナースティカと見なされたのは、[[チャールヴァーカ]](=[[唯物論者]])、[[仏教|仏教徒]]、[[ジャイナ教|ジャイナ教徒]]だった<ref name="tetsugakushisou" />。古典期においてはバラモンたちは彼らをナースティカとして異端視する傾向が強かった<ref name="tetsugakushisou" />。だが、その後には異なった考え方を可能な限り取り込んでしまおうとする包括主義が見られるようになり、それは[[ヒンドゥー教]]へと継承され一大特徴となっていった<ref name="tetsugakushisou" />。
 
== 仏教における異端 ==