「高射砲」の版間の差分

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== 歴史 ==
[[Image:Canon antiballons.JPG|thumb|200px|クルップの気球砲]]
[[19121870年]]に[[普仏戦争]]で敵の弾着観測[[気球]]を狙い撃つため、[[クルップ]]社が開発して[[プロイセン王国|プロイセン]]軍が用いた軽量砲架の[[口径|小口径]]砲がその祖形<ref>イアン・V・フォッグ『大砲撃戦 <small>野戦の主役、列強の火砲</small>』小野佐吉郎訳、[[産業経済新聞社|サンケイ新聞]]出版局、1972年</ref>である。のち目標が気球から飛行機になり、航空機が高速化し飛行高度も高くなると、照準速度の向上や[[砲弾]]速度も求められるようになった。
 
後には高射砲に加えて、高射装置がセットで運用されることが多くなった。高射装置とは[[射撃管制装置]]の一種で、目標航空機の「現在位置」「高さ」「速度」を測定して未来位置を計算して照準を行い、最大の効果が得られる時に砲弾を炸裂させるよう[[信管#作動方式による分類|時限信管]]を調定する機械である。主に[[第二次世界大戦]]において、高々度から侵入する[[連合国 (第二次世界大戦)|連合軍]]の[[戦略爆撃機]]から[[軍事]]施設あるいは人口密集地の都市を守るために[[ドイツ国防軍|ドイツ軍]]は対空[[射撃管制装置]][[ウルツブルグ (レーダー)|ウルツブルク・レーダー]]と高射砲を組み合わせ、有効な防空戦を展開した。