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== 経済 ==
[[File:Makkah (Mecca) (2).jpg|thumb|ホテルの窓からの大通りの夜景。メッカにおいて観光は重要な産業である]]
メッカの経済は巡礼に大きく依存してきた。巡礼はメッカ経済において唯一の産業というわけではないが、巡礼からの収入はメッカのみならずヒジャーズやネジドの経済に大きな影響を与えてきた。巡礼からの収入にはいくつかの方法があり、かつては巡礼には巡礼税が課されていた。この税は1972年までにすべて廃止された。しかし巡礼からの収入の多くは、巡礼に提供する各種サービスから生み出されるものである。たとえば、サウジアラビアの国営航空である[[サウジアラビア航空]]は巡礼からの収入が総収入の12%を占める。陸路でメッカに来た巡礼客も、食事やホテル、みやげ物などのサービスの購入によって莫大な金額をメッカに落としていく。メッカにはムタッウィフと呼ばれる巡礼専門の旅行業者が古くより存在し、巡礼客の行動一切を取り仕切る。ムタッウィフは地元に古くから住む一族が生業としている。1930年代に、ムタッウィフたちはサウジアラビア初代国王[[アブドゥルアズィーズ・イブン=サウード]]によって6つの会社に統合させられた<ref>[http://www.afpbb.com/article/life-culture/religion/2667497/4950021 メッカ巡礼を陰で支える地元のガイドたち] [[フランス通信社]] 2009年11月25日</ref>。