「新趣味」の版間の差分

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*[[島木赤彦]]「民謡の生命」
*森芳太郎「写真術十二講」
*[[瀬越憲作]]「新式布石講話」
*[[花田長太郎]]「将棋実戦講話」
があり、他に演劇([[仲木貞一]]、生田葵)、音楽([[小林愛雄]]、辻壮一)、能楽([[山崎楽堂]])、歌舞伎([[中村歌右衛門]]、鈴木春浦)、舞踏(荒木直範、[[尾上梅幸]]、[[市川猿之助]]、[[藤間静枝]])、映画(森田みね子)、[[薩摩焼]](永井喜)、相撲(藤原蓬莱)、かるた(本多朧月)、占い(藤原良造)、呉服(猿楽町人)、博多人形(中野紫葉)、絨毯(林愛作)などがあった。他に小説には[[村松梢風]]、[[田中貢太郎]]、高松吉三郎、[[佐々木指月]]、詩に[[北原白秋]]、生品新太郎、[[川路柳虹]]、[[日夏耿之介]]、短歌楠田敏郎、[[若山牧水]]、[[尾山篤二郎]]、永田龍雄、[[杉浦翠子]]、[[羽生操]]、俳句松沢雪松などが掲載された。
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*第13回 1923年10月号 1等:蜘蛛手緑「国貞画夫婦刷鷺娘」、2等:葛山二郎「利己主義」
 
1923年9月の関東大震災で、博文社は[[小石川]]久堅町の印刷所が焼けたの機に、採算の取れない雑誌は統廃合することになり、『新趣味』は11月号で終刊し、『新青年』に吸収されることになった。編集主任の鈴木徳太郎は11月号の最終ページで「今後本誌に代わりて『新青年』が探偵小説方面に大飛躍をなすことになりました。」と記している。懸賞小説入選者の角田喜久雄、本多緒生、山下利三郎、甲賀三郎らは、その後『新青年』で活躍したするまた入選時に16歳だった角田喜久雄はその後新趣味[[キング (雑誌)|キング]]編集長『[[サンデー毎日]]』の懸賞でも入選し、[[伝奇小説]]などでも知られるようになる。鈴木徳太郎は、博文社の小型版通俗娯楽雑誌『ポケット』で1924年2月から編集長となり、『新趣味』で翻訳を頼んでいた大佛次郎に髷物を書いてみないかと勧めたのが、『[[鞍馬天狗]]』をはじめとする[[時代小説]]家となるきっかけになった。
 
==参考文献==
*八木昇『大衆文芸館』白川書院 1978年
*[[ミステリー文学資料館]]編『「新趣味」傑作選 幻の探偵雑誌7』光文社 2001年
*[[長谷部史親]]『欧米推理小説翻訳史』双葉社 2007年
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[[Category:趣味雑誌]]
[[Category:日本の推理雑誌]]
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[[Category:大正時代の雑誌]]
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