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          == 反核日本の音楽家たち =
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1「反核日本の音楽家たち」への蠢動
「反核日本の音楽家たち」は1981年米国の核実験や艦船によるマグロ船はえ縄を引きちぎる事件などが起こり、日本の音楽家から何か抗議しなければならない、という話題が出はじめた。
  そして芥川也寸志を中心に池辺晋一郎・三枝成章・石井真木・野口久光などと音楽家ユニオン・音楽センターが集まり「反核日本の音楽家たち」を立ち上げる相談が行われ呼びかけ人になって頂く音楽家たちにお願いの文章を送った。
 
2 「反核日本の音楽家たち」の呼びかけ人
この趣旨に賛同し呼びかけ人となった音楽家は66名で(五十音順)秋山邦晴・芥川也寸志・朝比奈隆・有馬徹・淡谷のり子・池内友次郎・石井真木・いずみたく・和泉元秀・伊藤京子・伊福部昭・岩城宏之・岩﨑洸・江藤俊哉・大木正興・大坪十喜雄・加藤登紀子・北原篁山・杵屋正邦・木村重雄・清元梅吉・栗林義信・小泉文夫・小関裕而・小林亞星・小室等・さだまさし・柴田南雄・柴田睦陸・ジョージ川口・世良譲・高木東六・高田三郎・千葉馨・辻久子・鶴田錦史・ディックミネ・常磐津文字兵衛・戸口幸策・徳永二男・武満徹・外山雄三・中田喜直・中能島欣一・中村とうよう・中村八大・野口久光・服部良一・浜田滋郎・林光・原信夫・藤山一郎・ペギー葉山・前橋汀子・松村禎三・松山千春・間宮芳生・三木稔・宮沢縦一・安川加寿子・山口五郎・山田一雄・湯川れい子・横山勝也・吉田雅夫。
事務局はうたごえ運動の音楽センターに置かれた。
 
3 「反核日本の音楽家たち」の設立総会
以上66人は1982年に「音楽家たち」からのよびかけを全国の音楽家に送り1000人を超える音楽家が加入した。
尚「日本歌手協会」は総会を開き会長ディックミネの提案で協会としての加入を決議した。
 1982年3月。設立総会が日本青年館で開かれ「反核日本の音楽家たち」が出発した。
 総会の開幕には前橋汀子のバイオリン・加藤登紀子の歌・日本フィルハーモニーアンサンブルの演奏があり。総会は「会則」「呼びかけ」会運営委員を決めた。デザイナー和田誠は会のマークを作成、送り届け、会はそれを歓迎承認した。
 
4 第二回国連軍縮総会に向けての活動
1982年6,7月国連は第2回軍縮特別総会をニューヨークで開き核兵器削減を議題とした。
 これに向けて「反核日本の音楽家たち」は代表をおくり、ロスアンジェルスのローズボール(9万人)とニュヨークセントラルパーク(100万人)で開催した米国側のコンサートにはスティービーワンダー・マイケルジャクソン・ジョンバエズ・ピートシーガーなどとうたごえ合唱団が演奏し、ニューヨーク・セントポール教会セントパトリック教会で日フィル・東京都響・新星日本交響楽団・日本フィルハーモニー・うたごえ合唱団が「ノーモアヒロシマ」をテーマとしたコンサートを開催しました。そしてアメリカ側からはメトロポリタンオペラのマレッサスチアート(Sop)が参加演奏した。
 又ロスアンジェルス演奏会に滞米中のディックミネが参加。
 
5 第一回「コンサート反核日本の音楽家たち」からはじまる展開
1983年「コンサート反核日本の音楽家たち」が日比谷公会堂で三日間に渡って開かれた。
 第一日目は「クラシック」二日目は「ポピュラー」三日目は「邦楽」と音楽の三つのジャンル毎に演奏され成功し、翌年も日比谷公会堂で行われ。以後墨田トリホニーホールに移り10年ほど開催した。
 これと並行して「反核日本の音楽家たち」のジャズやブラスなど各ジャンルのコンサートが開かれた。
 また東京の各地域、大阪・名古屋・京都をはじめ会員の手によって全国的にコンサートが広がった。
 そして会員総数は1400人を超えた。
 
6 終わりに
クラシックとポピュラーと邦楽が「反核」をテーマとしてひとつになったのは日本音楽史上初めてのこととして忘れてはならない運動であったことを記しておく。 
 
'''太字文''' ==
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'''うたごえ運動'''(うたごえうんどう)は、[[第二次世界大戦]]後の日本における、合唱団の演奏活動を中心とした、大衆的な[[社会運動]]・[[政治運動]]である。[[共産主義]]、もしくは[[社会民主主義]]を思想的な基盤として、[[労働運動]]や[[学生運動]]と結びつきながら、全国各地の職場、学園、居住地に合唱サークルを組織し、[[1950年代]] - [[1960年代]]にその最盛期を迎えた。[[声楽家]]の[[関鑑子]]が運動の創始者とされる<ref name="kotobank">{{Cite web|url=https://kotobank.jp/word/%E3%81%86%E3%81%9F%E3%81%94%E3%81%88%E9%81%8B%E5%8B%95-1148220|title=うたごえ運動(うたごえうんどう)とは|publisher=[[コトバンク]]|accessdate=2016-06-29}}</ref>。