「府中市 (東京都)」の版間の差分

 

=== 古代 ===

 

[[大化の改新]]後、国司が東国に派遣された際、武蔵国造の根拠地の[[さいたま市|大宮]]を避け、比較的早くから屯倉が設置され<ref>『日本歴史地名大系 13 東京都の地名』（平凡社2002年）p1072〈府中市〉</ref>、古来交通に産業に重要な役割を受持った玉川中流域に面する<ref>『東大寺と国分寺　日本歴史新書』（石田茂作著 至文堂 1968年） p63</ref>府中の地に[[武蔵国]]の[[国府]]が置かれた。国府は[[大國魂神社]]付近であり、発掘調査によって神社東隣に[[国衙]]の一部と推定される遺跡を発見、市がその土地を買い取り公開されている。武蔵国の国衙は、8世紀前葉期に建設された事が明らかになってきた<ref name="itsu"/>。武蔵国の[[国分寺]]は国府から約2km、現在の[[国分寺市]]内に置かれ、古代の[[東山道武蔵路]]は武蔵国府から北上する官道であった。北に向かい川越へ至る「川越道」、鎌倉へ至る「相州道」が南へ続くなど、南北の道路が発達していた。

* 浅間山を中心に東部には[[武蔵野の森公園]]、少し市の中心地側には[[府中の森公園]]がある。市の北側方面には[[武蔵野公園]]があり、崖線部分には自然のままの[[雑木林]]が古の武蔵野の面影として残っている。

* 企業は市の西部に[[東芝]]、[[日本電気]]、市の南部に[[サントリー]]、[[キユーピー]]、[[東京競馬場]]、[[読売新聞東京本社]]、東京多摩郵便局（多摩地域の集配拠点）など多数ある。

 

=== 文化財等 ===