「直喩」の版間の差分

直喩は明白なつながりのない2つの事物を比較する言い方で、典型的には「雪の'''ように'''白い」「ひょうたんにの'''似たような'''形」「死ぬ'''ほど'''退屈」「あの水死体は[[成瀬川土左衛門|土左衛門]]の'''ようだ'''」などの言い回しを用いて表現される。

程度の表現である「ほど」や「そうな」を用いる言い方は微妙である。「ほど」は文字通りの意味では「海ほど深い湖はない」のように否定と呼応して用いるのが一般的であるから、「海'''ほど'''深い愛情」も直喩と考えることもできる。しかし比喩でなく「神は独り子を与えたほどに世を愛された」などという言い方でも使われる。「死にそうな人」なども比喩ともそうでないともいえる。