「小型衛星」の版間の差分

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サヤ (会話 | 投稿記録)
「以前より手軽~」の段落において、「これらの衛星」の示す内容が変わってしまうので、記述場所を変更した
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2011年には[[国立天文台]]、[[東京大学]]、[[京都大学]]による超小型位置天文観測衛星[[ナノ・ジャスミン]]が打ち上げられる予定であり、超小型衛星の本格的な科学利用が始められている<ref name= jas/>。[[公益財団法人]][[無人宇宙実験システム研究開発機構]]が開発している地球観測用の小型衛星[[ASNARO]]は、海外への輸出を狙って開発されており、2012年に光学衛星が、2014年にレーダー衛星が打ち上げられる予定である。
 
2012年に[[大阪工業大学]]が開発した世界初の[[電気推進]][[ロケットエンジン]]による超小型人工衛星「[[プロイテレス]]」を搭載した[[PSLV]]-C21ロケットが[[インド宇宙研究機関]](ISRO)[[サティシュ・ダワン宇宙センター]]から発射された。
 
== 分類 ==
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超小型衛星はほとんどが[[ピギーバック衛星|ピギーバック方式]]によって打ち上げられてきた。それによってコストを大幅に抑えることが出来たが、この方式では主衛星が常に最優先されるため、小型衛星側に打ち上げ時期や軌道といった様々な制約が課せられてしまう。そのため、今後の超小型衛星の市場発達のためには、超小型衛星専用の打ち上げ手段の確立が求められている<ref name=tec/>。
また他国の衛星や地上との電波障害を防止するための国際的な調整に時間がかかるという問題点もある<ref name=tec/>。
 
2012年に[[大阪工業大学]]が開発した世界初の[[電気推進]][[ロケットエンジン]]による超小型人工衛星「[[プロイテレス]]」を搭載した[[PSLV]]-C21ロケットが[[インド宇宙研究機関]](ISRO)[[サティシュ・ダワン宇宙センター]]から発射された。
 
以前より手軽に軌道に投入できるようになった反面、これらの衛星には宇宙用規格の部品ではなく、主に半導体関係を中心に入手の容易な部品を使用している場合が多いことや事前の試験による信頼性の確保や品質管理等も含めて技術的に不十分な衛星が増え、短期間で機能を停止する事により[[スペースデブリ]]化する例が少なからずある。また、地上局の運営に十分な設備や経験や管制体制が整っていないため、予定していた期間より短期間で運用を終了する例もある。これらの機能を停止した衛星は軌道によっては数十年間にわたり軌道上に留まるものもあり、適切な軌道離脱措置を取らない限り、他の衛星や宇宙ステーション等の活動に悪影響を与える可能性がある。