「鎮咳去痰薬」の版間の差分

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漢方薬治療の記載
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;[[ノスカピン]]
ノスカピンである。アヘンアルカロイドでコデインと同様の鎮咳作用があるといわれている。
 
==== 漢方薬 ====
* [[麦門冬湯]] - 乾性咳嗽に使用される<ref name="jma">{{Cite book|和書|author=[[日本医師会]] |title=漢方治療のABC |date=1992 |publisher=医学書院 |isbn=4260175076 |series=生涯教育シリーズ, 28 |at=Chapt.2 }}</ref>。
* [[滋陰降火湯]] - 乾性咳嗽に使用される。
 
== 去痰薬 ==
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=== 緩和医療における去痰 ===
悪性疾患の終末期の死前喘鳴では去痰薬ではなく[[スコポラミン]](ハイスコ)や[[ブチルスコパラミン]](ブスコパン)が用いられる。
 
==== 漢方薬 ====
[[咳]]の症状緩和のために[[漢方薬]]を用いることがある<ref>本当に明日から使える漢方薬―7時間速習入門コース p73-106 ISBN 9784880027067</ref><ref name="jma">{{Cite book|和書|author=[[日本医師会]] |title=漢方治療のABC |date=1992 |publisher=医学書院 |isbn=4260175076 |series=生涯教育シリーズ, 28 |at=Chapt.2 }}</ref>。。[[麻杏甘石湯]](まきょうかんせきとう、ツムラ55番)が咳の症状緩和でよく用いられる。[[麻黄]]剤であるため[[狭心症]]の場合は使用できない。[[動悸]]を訴えることもある。数日様子をみても改善が不十分な場合は麻杏甘石湯に[[小柴胡湯]](しょうさいことう、ツムラ9番)を麻杏甘石湯に併用する。小柴胡湯は[[間質性肺炎]]の副作用でよく知られている。[[空咳]]や乾性咳嗽に対しては[[麦門冬湯]](ばくもんどうとう、ツムラ29番)を用いることがある。こちらも数日様子をみても改善が不十分な場合は麦門冬湯に[[小柴胡湯]](しょうさいことう、ツムラ9番)を併用する。乾咳や乾性咳嗽に[[滋陰降火湯]]を使用することもある。[[気管支喘息]]の症状緩和には[[麻杏甘石湯]](まきょうかんせきとう、ツムラ55番)も有効であるが[[柴朴湯]](さいぼくとう、ツムラ96番)も有効である。
 
== 脚注 ==